今年の春季関東大会の決勝戦は東海大相模vs東海大菅生に決まった。ちなみに東海大相模は付属校で、東海大菅生は系列校という違いがある。令和元年の関東王者に輝くのはどちらになるのか?その見所を紹介したい。

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勝負の分け目は塁上に走者がたまった時


東海大相模
チーム打率.321
総得点23
総失点11

 巧打者揃いの東海大相模で最も当たっているのが1番・鵜沼 魁斗。ここまで18打数10安打を記録しており、決勝戦でもチャンスメーカーとして期待がかかる。キーマンとして期待したいのは4番・山村 崇嘉、準決勝では5番キャッチャーとしてスタメン復帰した井上 恵輔、6番・西川 僚祐の3人だろう。

 ここまでの4試合、山村は打率.222、西川は打率.273と、2人の能力からすれば、満足いく結果は残せていない。やはり関東王者になるには、両スラッガーの奮起が求められる。

 県大会準々決勝で死球を受け、一時期、ベンチを外れていた井上は打撃を見ると、まだ実戦感覚を取り戻せていないが、守備では投手の持ち味を引き出したリード、安定感のあるキャッチング、確実性の高いスローイングが光っている。井上の打撃も課題となるだろう。

 投手陣は今大会5投手を起用しているが、どの投手を先発させるのか、リリーフさせるのか、起用法にも注目したい。



関東屈指の技巧派左腕・中村晃太朗(東海大菅生)

東海大菅生
チーム打率.297
総得点17
総失点1

 成績から見ても分かるように、投打ともに安定感抜群の戦いを見せている東海大菅生。エースの中村 晃太朗は今大会、20イニングで無失点と圧巻の投球内容。ストレートの球速は135キロ前後ながら、スライダー、スプリット気味のチェンジアップ、カーブを低めに集める投球で相手を封じてきた。その投球術は強力な東海大相模打線でも打ち崩すのは難しそうだ。

 打線では1番・今江 康介は打率.455を記録。チャンスメーカーとして機能しており、2番・小山 翔暉、3番・成瀬 脩人、4番・杉崎 成の主力打者3人はこれまで通り、勝負強さを発揮して、得点を積む重ねていきたい。

 お互い守備力、投手力が高く、終盤までロースコアの接戦が期待できるだろう。勝負の分け目は塁上に走者がたまった時に、どれだけ畳みかけることができるか。一気に突き放すぐらいの爆発力が求められる。

 令和初の関東王者を決める「TOKAI決戦」は最後まで手に汗握る戦いを期待したい。

文=河嶋 宗一