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第875回 高校野球に踏み出したゴールデンルーキーたち!即戦力候補を徹底分析!2019年04月10日
【目次】
[1]粗さがなく完成度の高い選手が揃う投手陣
[2]今年も大阪桐蔭には注目球児が多く進学
新年度を迎え、高校野球は春季大会が盛り上がりを見せるとともに、新入生が入部してくる季節となった。今年も、中学時代に実績を残した選手が、続々と高校野球の舞台に足を踏み出した。
そこで今回は、新たに高校野球の舞台へ踏み出した選手の中で、即戦力として活躍が期待される選手をピックアップして紹介していく。今年の夏に、早くもブレイクが期待される選手は誰なのか。投手と野手を分けて見ていこう。
粗さがなく完成度の高い選手が揃う投手陣

高知高に進学した森木大智
とにもかくにもまず挙げるべきは、高知中から高知高に進学した森木 大智だろう。高校野球ドットコムでも、何度も取り上げてきた150キロ右腕は、即戦力として最も期待される右腕だ。
高知高の練習には、すでに昨秋から参加をしており、紅白戦では141キロを記録するなど、硬式球への対応も大きな問題はないだろう。その自慢の快速球が、高校野球の舞台で輝きを放つ日が楽しみで仕方がない。
またその森木と、全国中学軟式野球大会で激闘を演じた笹倉 世凪と伊藤 樹も注目の投手だ。秀光中等教育から仙台育英に進学した二人も、完成度の高さが群を抜いた投手であり、硬式球への対応も大きな問題はないであろう。
秀光中等教育時代と同様に、Wエースとしての活躍に大きな期待が懸かる。
硬式野球出身者に目を移すと、まず名前を挙げたいのは東京城南ボーイズから横浜に進学したサウスポー・金井 慎之介だ。最速は136キロと、球速だけを見ればもっと速い投手は他にもいるが、金井の良さは流れるような美しいフォームだ。これほどクセがなく、体を綺麗に使える投手はなかなかいない。
横浜は、昔から伸び盛りの1年生をすぐに試合に抜擢する風土がある。金井の鮮烈なデビューも、期待して損はないだろう。
また、金井と同じくU-15日本代表にも選出された、秋山 恭平にも触れておきたい。切れ味の鋭いスライダーと、打者に消えると錯覚させてしまうようなチェンジアップは、高校野球でも大きな武器になるだろう。また制球力も良く、牽制やフィールディング、マウンドさばきなど、投げる以外の投手の資質も問答無用に良い。1年夏から投手陣の一角を担う活躍を見せても、何ら不思議ではない。
田口 麗斗(巨人)に堀 瑞輝(日本ハム)と、左の好投手を輩出している広島新庄で、どんな成長を見せるか楽しみだ。
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