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秋の王者・今治西は地区予選から厳しい組み合わせに!春季愛媛県大会、地区大会の見どころを紹介!

2016.03.06

秋の王者・今治西は地区予選から厳しい組み合わせに

秋の王者・今治西は地区予選から厳しい組み合わせに!春季愛媛県大会、地区大会の見どころを紹介! | 高校野球ドットコム

山内 敦也選手(今治西)

 3月5日(土)、「平成28年度春季四国地区高等学校野球愛媛県大会」の組み合わせ抽選会が、東予中予南予の3地区別に開催され、各校部長によるフリー抽選により3月20日(日・祝)(中予地区は22日(火))から3日間で開催される地区予選の組み合わせが決定。同時に16校(東予6校・中予6校・南予4校)が出場し、3月29日(水)・30日(木)、4月1日(金)・2日(土)の日程で開催される県大会の山がたが別表の通り発表された。

 参加校は愛媛県全体で58校56チーム。内訳は東予地区22校、中予地区20校19チーム、南予地区16校15チームとなった。なお、中予地区の済美平成・上浮穴と南予地区の三間・津島は連合チームを結成し東予地区今治明徳は部員不足のため不参加となっている。

 ではまず地区予選の組み合わせを追っていくと、東予地区Aブロックでは山内 敦也(3年・中堅手・右投左打・177センチ69キロ・えひめ西リトルシニア出身)を主将に投打のバランス高き秋の県大会王者・今治西が非常に厳しい山に入った。

 初戦では四国No1となる高校通算21本塁打を放っている右スラッガー・山岡 昂平(3年・投手兼一塁手兼左翼手・右投右打・178センチ73キロ・今治市立伯方中出身)率いる伯方と対戦。ここを突破してもサイドハンド・上谷 和大(3年・右投右打・176センチ62キロ・今治市立日吉中出身)を擁し、昨秋も県大会ベスト4にまで駆け上がった愛媛小松を東予地区予選で苦しめた今治北が待ち受ける。

 中予地区に目を転じるとEブロックでは松山商松山北昨秋に続き対戦。は9対1と7回コールドで松山商が勝利しているが、昨夏愛媛大会ベスト4の松山北がそのまま引き下がることはないだろう。さらにここには県内屈指の左腕・渡邉 潤(3年・179センチ66キロ・左投左打・えひめ西リトルシニア出身)が絶対エースの愛媛北条も控える。

 また、Dブロックの181センチ88キロの右パワーヒッター・丹 翔也(3年主将・投手・右投右打・松山ボーイズ出身)が柱の東温は、昨秋県大会3位で四国大会ベスト4の済美が待ち受ける場所で力を出し切りたいところだ。

 南予地区ではAブロックに宇和島東大洲が同居することに。昨秋は帝京第五に延長戦で敗れ県大会進出を逃した宇和島東の意地に注目したい。

[page_break:県大会も混戦必至。決勝はグラウンド新装なった西条市ひうち球場で開催!]

県大会も混戦必至。決勝はグラウンド新装なった西条市ひうち球場で開催!

秋の王者・今治西は地区予選から厳しい組み合わせに!春季愛媛県大会、地区大会の見どころを紹介! | 高校野球ドットコム

眞田 康弘選手(新田)

 県大会の山がたを見ても激戦は必至。前述の東予地区Aブロックの勝者は眞田 康弘(3年・中堅手・右投左打・174センチ68キロ・松山ボーイズ出身)、黒川 貴章(2年・三塁手・右投右打・178センチ69キロ・愛媛ボーイズ出身)ら中距離の好打者がそろう昨秋県大会準優勝・新田の進出が注目される中予地区Aブロック勝者と初戦で激突。打撃戦となった昨秋県大会決勝戦の再戦も十分考えられる。

 この試合の勝者は、昨年12月、愛媛県選抜チームとして参加した「2015MAZDA台日高中棒球交流賽」で秋の台湾高校王者・高苑工商を5安打完封した糸川 亮太(3年・投手・右投右打・169センチ63キロ・川之江ボーイズ)の右腕に期待がかかる川之江がいる東予地区Cブロックの勝者とお互いが勝ち進めば準決勝で対戦。

 また、その逆の山がたはスイングの切れ味が増した小山 一樹(3年・捕手・178センチ77キロ・三田ボーイズ<兵庫>出身)ら各人のフルスイングが光る済美がいる中予地区Dブロックの勝者か、これも先述の東予地区Dブロックの勝者。

 これに対し、投手力に自信を持つ西条がいる東予地区Eブロック勝者、最速143キロ右腕・アドゥワ 誠(3年・投手・196センチ83キロ・熊本中央<熊本>リトルシニア出身)がプロ注目の松山聖陵がいる中予地区Fブロック勝者と最速139キロの小さな大エース・馬越 康輔(3年・投手・右投左打・165センチ68キロ・今治市立伯方中出身)が引っ張る愛媛小松のいる東予地区Fブロック勝者による初戦を制した者が、準決勝の[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]に駒を進めそうだ。

 なお、この大会では昨年から導入されている延長13回無死一、二塁からのタイ・ブレーク方式を採用。決勝戦に進出した2校が5月3日(火・祝)~5日(木・祝)に香川県([stadium]レクザムスタジアム[/stadium]、[stadium]四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀[/stadium])で開催される「平成28年度春季四国地区高等学校野球大会」の出場権を得る。

 そして決勝戦は4月2日(日)10時より、以前の両翼92m・中堅120mから両翼98m・中堅122mと大きく広げられた新装・[stadium]西条市ひうち球場[/stadium]で開催される。センバツ選出を逃した悔しさ、夏への意気込み、その先にある2017年「愛顔あふれるえひめ国体」へ向けて、選手たちの躍動に期待したい。

 最後に、ポイント第4位までが夏の第98回全国高等学校野球選手権愛媛大会のシード権を得る順位について、この春を終えた時点の「ベスト8」を列挙しておきたい。
1位:済美  6.5ポイント (3位決定戦勝利0.5ポイント含む)
2位:今治西 6ポイント
3位:新田  6ポイント
4位:愛媛小松  4ポイント
5位タイ:松山商帝京第五丹原川之江 3ポイント

■組み合わせ、応援メッセージは下記リンクから
平成28年度 春季四国地区高等学校野球愛媛県大会
平成28年度 春季四国地区高等学校野球愛媛県大会 南予地区予選
平成28年度 春季四国地区高等学校野球愛媛県大会 中予地区予選
平成28年度 春季四国地区高等学校野球愛媛県大会 東予地区予選

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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