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第104回 全国高等学校野球選手権 長崎大会

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 7月27日、甲子園出場を懸けて創成館との決勝戦に臨んでいる長崎の海星。秋季大会では長崎大会を制して、九州大会でも準々決勝進出。6月に行われたNHK杯長崎県高校野球大会でも見事優勝を飾っており、この夏も甲子園出場に遂に王手をかけたが、実はこの春チームには大きな危機が訪れていた。

 「大会直前にクラスターが発生し、ベンチ入り選手の多くを欠く中での大会となりました。大会を辞退するつもりでしたが、長崎県高野連の方々が柔軟に対応していただき、感染していない選手だけで出場できることになりました。しかし寮は閉鎖して寮生は隔離となり、通いの選手だけで戦うことを強いられました」(海星・加藤慶二監督)

 結果は、準々決勝で九州文化学園に1対2で敗退。夏に向けた貴重な公式戦を、不完全燃焼のまま終えることとなった。

 クラスターが明けた直後も実戦感覚を取り戻すのに時間を擁したが、その一方で夏に向けてチーム全員が気持ちを切り替えるきっかけにもなった。高校通算25本塁打を放つ主砲・森誠太内野手(3年)は、春の不完全燃焼をチーム全員が良い方向へと昇華させることができていると強調する。

「春はあのような形になりましたが、徐々に実戦感覚も戻ってきてここにきて練習試合でも勝ち続けることができています。NHK杯の優勝も自信になりましたし、このまま夏もしっかり戦いたいと思います」

 今年の海星の強みは、完投能力のある投手を4人も擁していることだ。隙のない投手陣が甲子園への大きな鍵を握るが、その中で最も速いボールを投げ込むのが、ドラフト候補にも名前が上がる宮原 明弥投手(3年)だ。

 最速146キロの球威のある直球に、カットボールやスライダー、スローカーブと多彩な変化球を操る宮原は、下級生時から投手陣の一角としてマウンドに登り、昨夏も2年生ながら登板を経験。今大会でもここまで2試合に登板し、未だ無失点と抜群の安定感で決勝進出に貢献している。

「去年は自分たちが投げた試合で負けて、3年生の先輩たちを甲子園に導くことができませんでした。先輩たちを甲子園に連れて行くんだという思いを持って、戦いたいと思っています」

 宮原以外では、同じ3年生右腕の向井 恵理登投手が、準決勝の大崎戦では2失点完投勝利。粘り強い投球で存在感を示し、その他にも塚本 貴広投手(3年)、吉田 翔投手(2年)と実戦経験の高い投手が控える。

 危機を乗り越え、盤石の投手力で甲子園へ突き進む海星。悲願を手にすることはできるか。注目だ。