目次

[1]戸郷翔征(聖心ウルスラ)宮崎ナンバーワン右腕 春から大きく成長
[2]田中法彦(菰野)東海地区を代表する速球派右腕 エースとして10年ぶりの甲子園に導きたい

 ミレニアム世代の逸材をトッププロスペクト方式で紹介。今回もドラフト候補としてハイパフォーマンスが期待される逸材を追っていく。

戸郷翔征(聖心ウルスラ)宮崎ナンバーワン右腕 春から大きく成長

 毎年、多くのプロ注目投手を輩出する宮崎県。今年も高卒からプロ入りできる可能性を持っているのが戸郷 翔征聖心ウルスラ)だ。この夏で最速148キロを計測するなど、進化を見せている。戸郷の特徴といえば、テークバックが大きい独特の投球フォーム。ここでしっかりと肘を上げて、一気に腕を振り下ろす投球フォーム。腕の振りが鋭く、それによって、140キロ後半の速球を生み出している。さらに130キロ前後のスライダー、スプリットの切れや落差も脅威。九州地区を代表する速球派右腕へ上り詰めた。

 戸郷の歩みを振り返ると、妻ヶ丘中では軟式でプレー。聖心ウルスラに入学し、1年秋から公式戦のマウンドを踏むと、急成長を見せたのは2年春から。県大会で最速143キロを計測し、2年夏には5試合で37イニングを投げ、防御率2.19の好投で自身初の甲子園出場を決める。

 甲子園では早稲田佐賀戦に2失点完投勝利。2回戦の聖光学院に敗れたが、甲子園の経験について「自分の実力不足を痛感する大会」とコメント。秋の大会が終わり、戸郷は長距離走をメインに体力強化に努めてきた。

 さらに体づくりにも取り組み、体重も3キロ増量の75キロまでアップさせた。
 県大会でも優勝を果たし、九州大会出場を決めた。九州大会では濱田 太貴擁する明豊と対戦。濱田に2安打を浴び、5失点を喫し、初戦敗退となった。戸郷は「もう一度、ストレートを磨きなおします」と誓った。そして夏では2回戦の都城農戦で8回14奪三振3失点完投勝利。最速148キロを3回も計測するなど、著しい成長を見せている。

 2年連続の夏の聖地へ。さらなるレベルアップに追求したが、準々決勝敗退となった。それでも、春から成長した姿は示した。今後はどんな進路をたどるのか、大きく注目される。