目次

[1]東北地区からは2名の遊撃手をピックアップ
[2]攻守で存在感を見せた佐坂、濱田、箱山の3人の捕手

 高校野球は、夏の甲子園が開催中であるが、8月が中学野球も全国規模の大会が行われた。
 8月2日~6日まで、日本リトルシニア選手権大会が宮城県、山形県内で行われ、高校野球ドットコムでも「次世代の注目高校球児」を求めて、仙台市民球場での試合を3日間取材させていただいた。

 今回はその中で、活躍を見せた野手を独自に13名ピックアップ。3年後の活躍を楽しみにしながらご覧頂きたい。


東北地区からは2名の遊撃手をピックアップ



吉川 勇大(青森山田シニア)、大島 健真(東北福祉仙台北シニア)

 まずは見事優勝した青森山田シニアからは、4番・ショートの吉川 勇大選手が目についた。
 180センチ・75キロと大型ショートである吉川選手。体の強さを活かした守備に、広角に強い打球を打ち分ける打撃力を持ち合わせた「攻守の要」と呼べる選手だ。
 1回戦の青葉緑東シニア戦では守備では好プレーを見せ、また打撃でも無安打ながらシャープなスイングを見せるなど、持ち味はしっかりと示した。体がさらに出来てくれば、攻守でさらなる活躍が期待できそうだ。

 そして同じ東北地区からは、東北福祉仙台北シニアの大島 健真選手の高いセンスに惹かれた。チームでは3番・ショート、また主将も任されている大島選手。打撃ではノーステップに近いフォームから、ミート力の高い打撃を見せて、また守備でも華麗な身のこなしと強肩が光った。
 連盟の関係者の中には東北No.1内野手と評価する声もあり、大島選手は高校野球に向けて「中学で学んだことを1年生から活かして、世代ナンバーワンのショートになりたい」と力強く語った。

 ポテンシャルの高さでは、稲城シニアの平嶋 桂知(かいち)選手が目立った。
 185センチ・88キロ、打撃は両打で、投げても130キロ中盤を記録するなど、魅力たっぷりの平嶋選手。準々決勝の東北福祉仙台北シニア戦では、右打席から中学通算7本目のソロホームランを放ち長打力の高さを見せ、また投手としても体の強さを感じさせチームのベスト4進出の大きな原動力となった。投打で今後も目が離せない選手だ。

 そして取材した選手の中でも、特にミート力の高さを感じさせたのが熊本東シニアの甲斐 煌之助選手だ。
 取材した試合ではヒットこそ出なかったが、ボールの見逃し方、カットの技術、ボールに当てる技術など、とにかく打撃センスを感じさせた。170センチ・58キロと体格面での伸びしろも大きくあり、日本代表としてオリンピックで活躍したチームのOB・村上 宗隆選手のように、ここから大きく飛躍することに期待したい。