ラジオにはラジオの良さがある!


 

 第101回全国高等学校野球選手権大会第6日目の8月11日(日)。お盆休み中の日曜日、かつ明日は「山の日」の振替休日ということで、阪神甲子園球場はいっぱいのお客様で埋まりました。また、このコラムをご覧になっている皆さんの中には帰省先で地元チームをご覧になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

 そんな皆さんにとって必需品ともいえるのが「テレビ放送」。この全国高等学校野球選手権大会はNHKテレビとBS朝日、バーチャル高校野球と同時放送をしているABC朝日放送テレビが長らく生中継を行っています。NHKテレビでは試合状況に対する忠実な解説を交えつつ、今大会では選手のご父兄を随所に入れる演出を志向。また、ABC朝日放送は、詳細な配球チャートと豊富な情報を軸に、ビジュアルで解りやすく伝えようとする意図が感じられます。

 

 ただ、甲子園中継はテレビだけではありません。実はこの大会ではラジオ放送もテレビ放送同様にNHKラジオとABC朝日放送ラジオが生中継を行っています。そしてこのラジオ放送2局は映像のない「ラジオ」ならではの楽しみを提供しているのです。

 

 まずNHKラジオで特徴的なのは配球を正確に話し、そこに解説が考察を加えるスタイルが基本。よって聴取者の皆さんは、高校球児の視点でバッテリーの考え方を知ることができるのです。

 

 また、ABCラジオでは現役高校監督や元名門校監督によるゲストの技術解説を聴くことができます。特に今年からゲスト陣に加わったPL学園元監督の中村 順司・名古屋商科大監督による基本守備解説は、高校球児のみならず全ての野球選手にとって参考になるものとなるはずです。

 

 なお、ABC朝日放送ラジオは関西ローカル放送ながら、有料アプリ「ラジコプレミアム」を用いれば、ややライムラグはありますがNHKラジオと共にスマートフォン・パソコンからも聴くことができます。

 

 移動中の車中やライブで見ながら耳をラジオに傾けるでばかりでなく、テレビ放送を見ながらラジオで音声を楽しむのもオツなもの。みなさんもぜひ一度「甲子園ラジオ中継」の楽しさを一度味わって頂けたらと思います。