倉敷工(岡山)「全員で令和初の日本一を取りにいく!今、新しい歴史への挑戦が始まる」
岡山県屈指の強豪としての輝かしい歴史
大阪桐蔭の選手たちとの集合写真
■春夏合わせて19度の甲子園出場を誇る
岡山県倉敷市に所在する倉敷工業高校。「倉工(くらこう)」の愛称で親しまれており、学校敷地はかつて倉敷競馬場だった。
硬式野球部は、これまで春夏合わせて19度の甲子園出場を誇り、輩出したプロ野球選手は現在、広島東洋カープの二軍監督の水本勝己氏など25名にも達する。練習グランドはハンドボール部と共用であり、近隣にも住宅が並ぶため練習時間にも制限があるが、そんな中でも工夫を凝らしながら実力を磨いている。
■令和元年度初の甲子園出場、そして日本一を標榜
現在は3年生32名、2年生34名、1年生25名の計91名で活動を行っており、2009年の選抜以来の甲子園出場を目指して練習に励んでいる。
今年のチームは「元気、積極性、つなぐ野球」の3つの持ち味があり、令和元年度初の甲子園出場、そして日本一を標榜。春季大会ではベスト4に進出するなど、チーム力の高さを伺わせる。
ベンチ前で円陣を組む倉敷工の選手たち
■個のレベルを上げて春の躍進へ
そんな倉敷工野球部だが、新チームのスタート直後には大きな壁にぶつかった。「新しい歴史を自分たちで作ること」を決意してチームはスタートしたが、秋季岡山県大会では2回戦で玉野光南に2対3と競り負け。
秋季大会の悔しさを受けて、オフシーズンのトレーニングでは「個のレベルを上げる」ことを意識して取り組んできた。その結果が、春季大会ベスト4の成績に結び付いたのだ。
■準々決勝で創志学園を撃破
また春季大会では、チームにとって非常に印象深い試合がある。準々決勝で、昨夏の代表校である創志学園を撃破したのだ。
試合は守備のミスから初回にいきなり3点を失ったが、その後は投手を中心に試合を落ち着かせて7回に逆転。1点差を守りぬいて勝利して、見事準決勝進出を決めたのだ。創志学園戦は、チームにとって自信となる非常に大きな1勝となったのだ。
■この夏の注目選手はコイツだ!
ここまでチームを引っ張ってきたのは、主将である白神歩季だ。白神は主将としてだけでなく、打線の中でも非常に勝負強くチームの勝利に貢献してきた。
また、この夏のキーマンとして名前が挙がるのが、横井新と石井礼真の二人だ。中でも石井は鋭いスライダーを武器とする投手で、チームメイトからも高い期待を受けている。
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【戦歴データ】倉敷工
完全チャレンジャーとして日本一を取る
公式戦で得点を挙げる倉敷工
ここからは主将の白神歩季選手とグランドキャプテンの高田祐輝選手にお話を伺いました!
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
白神:攻撃の流れを作る送りバントです。バントが一発でできると得点する確率も高いので、一発で決めることが出来るように練習しています。
高田:試合の流れ、イニング、点差を考えた走塁、守備などの状況判断です。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
白神:去年の夏、負けた次の日から新チームが始動して、みんなで1日1000スイングやり切ったことです。
高田:冬のトレーニングで、アップで80メートルの距離を「砂袋RUN」したことです。きつい時こそ、全員で声を掛け合ってやってきました。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
白神:チームプレーで引っ張っていく姿、そして大事な場面で1本打ってチームを勝利に導くところを見て欲しいです。
高田:緊張感がある中での集中力、またチームメイトに声を掛けるところを見て欲しいです。
スタンドに挨拶をする倉敷工ナイン
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
白神:チームの団結力、ここぞという時の集中力です。
高田:逆転できる力があるところや、劣勢になっても粘り強く戦えるところです。
Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください
白神:チャレンジャーとしてチームのみんなと、応援してくれている人のために、全員で令和初の日本一を取りたいと思います。
高田:完全チャレンジャーとして、日本一を取りたいと思います。
白神選手、高田選手ありがとうございました!
夢と志が人生を創る
ここから倉敷工の高田康隆監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
「本物」の自立が出来るチームを目指しています。またこのチームは土台がしっかりしており、結束力のあるチームです。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
新しい歴史への挑戦は、お前達だからこそ達成する。一戦必勝で、常に挑戦しよう。
夢と志が人生を創る!
高田監督、そして倉敷工高校野球部の皆さんありがとうございました!
(文=栗崎祐太朗)
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!
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