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第51回 四国の「隠し玉高校球児」その1 ~理想的成長中!制球力優れる最速142キロ右腕 井村 多朗(城東<徳島>3年・投手)~2019年06月27日

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【目次】
[1]驚愕の「96回3分の1・奪三振122・四死球15・防御率0.93」
[2]「15奪三振無四球」理想的フォームで初甲子園、その上へ

 2007年2月に首都圏から居を四国地区に移し13年目。「さすらいの四国探題」の異名を背に四国球界でのホットな話題や、文化的お話、さらに風光明媚な写真なども交え、四国の「今」をお伝えしている寺下友徳氏のコラム「四国発」。

 第51回の今回からは7月13日(土)に四国4県で同時開幕する「第101回全国高等学校野球選手権」で注目したい、まだどの雑誌・WEBにも掲載されていない「隠し玉高校球児」を3回シリーズで紹介。1回目は城東(徳島)でエース・4番を務める井村 多朗(3年)「理想的成長」の理由について探ります。

驚愕の「96回3分の1・奪三振122・四死球15・防御率0.93」



最速142キロ右腕・井村太朗

 6月29日(土)に開催される高知県を除き組み合わせ抽選会も終了。新日本プロレス「G1クライマックス」と同じく7月13日(土)の「第101回全国高等学校野球選手権地方大会」4県同時開幕に向け「いよいよ」感が高まる四国の高校野球ですが、私にとっては開幕前に「大きな仕事」がもう1つ残っています。

 それはこの「高校野球ドットコム」をはじめ、WEB上の大会分析で最新の状況を反映させて頂くことと、雑誌では取り上げきれなかった「隠し玉高校球児」を紹介させて頂くこと。この時期、各県参加各校から報道機関に提出して頂いている「アンケート」も参考にしながら、まだ発見しきれていない球児の「未来を切り拓くお手伝いを少しでもお手伝いさせて頂けたら」という想いは年々強まるばかりです。

 そんな6月上旬のある日、徳島大会参加各校からのアンケートをつぶさに眺めていると、私は城東の4番エース・井村 多朗(いむら・たろう 3年・175センチ77キロ・右投右打・徳島中央リトルシニア出身)の投手成績に瞳が2倍になるくらい驚かされたのです。

 明確に示せば春季大会以降6月6日までの練習試合で、16試合96回3分の1を投げて被安打54・奪三振122・与四死球15で防御率は0.93。浮橋 幸太富岡西3年)ら最速140キロを超える右腕が10人ほどそろう徳島県高校野球界でも、井村投手の数字は突出したものだったのです。

 「昨年秋とは別人です。もともとフォームがよかったのが、冬を越えて身体が乗っかったイメージ。ストレートも最速142キロになっています」城東・鎌田 啓幸監督も太鼓判を押すであれば見ないわけにはいきません。さっそく6月16日(日)・西条(愛媛)との練習試合に足を運んでみました。

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城東 【高校別データ】

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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