第38回 最速140キロの剛腕・白川恵翔(池田)センバツ出場校との対戦を力に変えて2019年03月13日

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【目次】
[1]「空気を変える」最速140キロ右腕・白川 恵翔(池田)
[2]ケガをプラスに、夏甲子園と夢拓く道程へ

 2007年2月に首都圏から居を四国地区に移し13年目。「さすらいの四国探題」の異名を背に四国球界でのホットな話題や、文化的お話、さらに風光明媚な写真なども交え、四国の「今」をお伝えしている寺下友徳氏のコラム「四国発」。

 第38回では3月11日(月)に徳島県阿南市のJAアグリあなんスタジアムレクザムで行われたセンバツ初出場・啓新(福井)との練習試合で登板した池田の最速140キロ右腕・白川 恵翔投手(新3年)を紹介。過去に北信越センバツ代表校との対戦を通じ成長を遂げた選手も紹介しながら、彼のここまでと夏への決意を取り上げていきます。

「空気を変える」最速140キロ右腕・白川 恵翔(池田)



股関節に捻りを入れて投げる白川 恵翔投手(池田)

 3月11日(月)今年は甲子園初出場の啓新(福井)を迎え、徳島県阿南市にあるJAアグリあなんスタジアムで行われている毎年恒例の「センバツ北信越代表校直前強化合宿」練習試合最終戦。6対6のタイスコアで迎えた8回裏。「IKEDA」のローマ字を胸に付けた179センチ85キロの男がマウンドに上がると、グラウンド上の空気は一気に上昇していきます。

 その男の名は新3年生の白川 恵翔(しらかわ・けいしょう)。美馬市立江原中時代には、軟式野球部の傍ら取り組んだ小中学生版やり投げの「ジャベリックスロー」で、第47回ジュニアオリンピック陸上2016で日産スタジアムの空に71メートル32の大アーチを描き中学日本一に。高校野球界のレジェンド校・池田の門を叩いた後も1年春から登板を重ね、最速140キロをマークする右腕として名を馳せてきました。

 にもかかわらずこの日はリリーフ登板、自己最速タイの140キロは出し1奪三振は奪ったのの、内容はオールストレートの16球。8回裏には自ら決勝打を放ちながら9回先頭打者に二塁打を打たれるとマウンドを降りることになりました。ただ、そこには理由があります。

 実は白川投手、富岡西に敗れ県4位で秋季四国大会出場を逃した後に腰椎分離症が発覚。地道なリハビリで春前にはマウンドに戻ってきたものの「まだ投げ込みもできていないので、春の県大会は長くて2回程度。大会後に鍛え直してゴールデンウイーク辺りでから先発させて夏を目指す」(井上 力監督)状況なのです。

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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