目次

[1]2人から始まった秋田修英での挑戦
[2]主役は選手じゃないといけない

 鈴木寿宝(すずき・ひとし)監督は秋田経法大附(現在の明桜)を卒業後、法政大学に進学。そして1987年に母校秋田経法大附に監督として戻ると、同校を8度の甲子園出場に導いた。

 鈴木監督の教え子は、摂津正(元ソフトバンク)を始め、小野仁(元巨人)、鎌田祐哉(元ヤクルト)など多くの選手がプロ入りしている。まさに、名実ともに秋田を代表する名将と言えるだろう。現在は、秋田修英を指導し、監督歴は30年を越える。今回はインタビューを通して名将・鈴木寿宝の指導論に迫りたい。

2人から始まった秋田修英での挑戦



秋田修英・鈴木寿宝監督

 鈴木監督が秋田修英の監督に就任した当時、秋田修英の野球部員は2人しかいなかった。秋田修英での鈴木監督のスタートは、まさに0からのスタートだったと言えるだろう。

 「部員全部で2人という時代がありました。自分が来た時に2人、9年前ですね。この二人が一生懸命休まずにやってくれたので、まずこの2人のためになんとかしなくちゃなと。まず試合ができるように7人を集めなきゃいけない。なんとか声をかけて来てもらって、次の年は11人になりました。そこから少しづつ少しづつ増えてきました」

 鈴木監督のこのコメントで1つ取り上げたい言葉がある。

 「まずこの2人のためになんとかしなくちゃ」

 『選手を第一に考える』これこそが、鈴木監督の指導の根底にある考え方だろう。では、このような考えにどのようにして行き着いたのだろうか?

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