市立別府商業高等学校(大分)
温泉の街で有名な別府に位置する別府商業高等学校は、1957年に創立されました。当校は、「111計画」という名がつけられた「1人1級1取得」という計画を実施しています。 具体的かつ商業高校らしい取り組みをしています。
自転車競技部、フェンシング部など、珍しい部活動があり、大会では、優勝するなど好成績を収めています。そんな中、野球部は、創立の24年後の1981年に野球場が創設され、その3年後に初の甲子園に出場しました。
来年度から、発展のため2校との合併がされることになり、別府商業ナインで迎える最後の冬となります。最高の仲間と最高の思い出を作るため、この冬は何に重きをおき練習しているのでしょうか。ひとりひとりをしっかり見ている主将を始め別府商業ナインにお伺いしました!
チーム基本情報を紹介!
■別府商業高校の近藤 慶斗君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
2年生が11人、うちマネージャーが1人います。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
野球部専用球場で練習しています。
今年のチームについて
試合に挑む前のナイン(市立別府商業高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
中島 大凱、秦 瑞貴、後藤 大来、近藤 慶斗の打撃力。エース髙野 仁之介の投手力。そして、松田 祐一の走力です。
Q. 期待できる選手が多いようですね。このチームのオフシーズンでのチームの目標はなんですか?
冬のトレーニングでプラス5キロを目標にひと回り大きな体をつくることです。
Q. 明確な目標をたてて練習しているのですね!では、オフシーズンの練習でこれはキツイという練習はありますか?
12分走、6分走、1分走。更に、1人1日200本、マシーンでの打撃練習です。
Q. 多くの数をこなしていることが伺えますね。それでは、この冬が終わって迎える春夏はどんな目標を抱いていますか?
春、夏、ともに優勝を狙っています!
秋の大会を振り返って
Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?
2回戦の大分商業戦では相手チームとの力の差を感じました。
Q. では、そんな中、新チームとなってから試合を重ねる中で、チームの変化はありましたか?
1点を守り切るパターンから、打撃が良くなってきたこともあり多少相手に得点を与えてもいい、という戦う形に変わりました。
Q. 試合を重ねるごとで、自分たちにあったプレースタイルを見つけられたようですね!では、この冬、ここを強化したいというポイントと、やってみたい練習はありますか?
メンタル面に課題を持つ部員が多いので、冬のきついメニューでメンタル面を強化していきたいです。
Q. 技術とともに欠かせないのが、メンタル面になってきますね。さて、チームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください!
Q. 多くの選手がチームに貢献し、更に、一致団結のチームを感じますね。そんな中、春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。
中軸として得点をとってくれるであろう後藤 大来と意外性を発揮する板井 涼馬です!
Q. さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?
冬は本当にメンタル面が中心なので、どれだけ基礎基本が徹底できるかをキーポイントに練習していきたいです!
ひとりひとりをしっかり見ている主将の近藤君!ありがとうございました!
ここからは、別府商業の生徒会長も務める髙野 仁之介君、そして副主将の秦 瑞貴君にお話を伺います!
髙野仁之介選手(市立別府商業高等学校)
Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?
髙野 仁之介(以下「髙野」):仲間と共に1つの目標に向かって日々努力するところです。
秦 瑞貴(以下「秦」):絶対に強いチームが勝つとは限らないところです。
Q. 絶対がないところ。たしかに、良いところですね!ではこの冬はどんな風に過ごしていきたいですか?
髙野:走り込みをして、筋力をつけ、球速を上げたいです。
秦:しっかり走り込んで、基礎体力をつけ、技術の向上に努めたいです。
Q. 基礎を徹底する冬。頑張ってください!では、野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください!
髙野、秦:冬練のときに、スコアボードに大きな看板をかけている言葉の「正正堂堂」です。
Q. 大きな看板を掲げているのが選手に届いているようですね!最後に『自分はここまで成長するぞ!』と、いう熱い宣言と夏までの目標をお願いします。
髙野:自分の気持ちに負けない!絶対に甲子園に出場します!
秦:目標は「甲子園!」。チーム一丸となって頑張ります!!
チームで一丸となり、自分に負けず悔いのない夏のため、この寒い冬を乗り切ってください!髙野君、秦君、ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■黒枝 勇次部長先生に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってからどういったことを選手に課していますか?
別府商業高校としても最後の学年であり、10名の部員と1名のマネージャーと人数的にも単独で戦えるギリギリの人数なので、とにかく学校も練習も絶対に休まない事ですね。
Q. 11人で、最後の別府商業野球部を盛り上げ、新しいチームとなった春に繋がる冬にしてほしいです。では、最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手達へ一言お願いします!
『切れて悔いなし!・・・限界を超えろ!!』です!
選手の後押しになる、力強いお言葉ありがとうございました!黒枝部長先生のもと、自分を信じ仲間を信じ正正堂堂プレーするナインの活躍を楽しみにしています!