第20回 【侍ジャパンU-18代表コラム】清宮幸太郎 世界一の先にある「世界一」への礎2015年09月05日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]日本野球界の至宝、3年ぶり「世界」に立つ
[2]「世界の同世代」と比較される4番の重圧
[3]重圧を受け入れ「世界一」のその先へ

 並べた8つの白星。そしてナインが積み上げる9個目の白星は金色へと変わる。9月5日(土)、阪神甲子園球場での「第27回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」スーパーラウンド第3戦。
すでにアメリカとの決勝戦進出を決めている侍ジャパンU-18代表は、この日もキューバ(B組3位)に9対0と快勝。同ラウンド3連勝、通算8連勝で6日(日)18:00・阪神甲子園球場でプレイ・ボールされる決戦へこれ以上ない形を作った。今回はそんな若侍たちの最年少にして4番を張る16歳・清宮 幸太郎早稲田実業<東京>1年)を「世界」という目線から分析していきたい。

日本野球界の至宝、3年ぶり「世界」に立つ

清宮 幸太郎(早稲田実業)

 近づく「侍ジャパンU-18」世界一の瞬間。その前にはやる気持ちを抑え、まずは時計の針を少し戻してみよう。

 8月26日(水)・侍ジャパン大学代表との壮行試合。えんじの「WASEDA」から、縦じまに「JAPAN」のユニフォームへ装いを変え、7日ぶりに再び阪神甲子園球場のグラウンドへ降り立った清宮 幸太郎早稲田実業<東京>1年)は実に堂々としていた。

 代表20選手中、唯一の1年生。
普通の感覚だと遠慮気味になってしまうが、先輩たちに対しても堂々とした態度で接する清宮。東京北砂リトル(東京)時代、2012年のリトルリーグ・ワールドシリーズで世界一を獲得。

「3番・投手」で12打数8安打6打点・3本塁打で世界の野球界に衝撃を与えた国際舞台の威風堂々ぶりは、3年の時を経ても全く変わっていなかった。

 そして試合前のフリー打撃になれば木製バットにかかわらず、ライナー性の打球で外野最深部までガンガン飛ばす。そして初回、最速154キロ右腕、NPBの2軍相手にもキリキリ舞いの三振ショーで魅せる田中 正義(創価大3年)からストレートを弾き返し適時打。聖地は驚きすら伴った声を上げる。それは同時に世間が「甲子園のヒーロー」清宮 幸太郎が「日本野球界の至宝」であると改めて認めた歴史的瞬間でもあった。

このページのトップへ

【次のページ】 「世界の同世代」と比較される4番の重圧

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
早稲田実業vs郁文館【東京都 2020年秋の大会 東京都大会】
早稲田実業vs修徳【東京都 2020年秋の大会 東京都大会】
早稲田実業vs中大杉並【東京都 2020年秋の大会 東京都大会 一次予選】
第1016回 都立城東vs都立日野など初戦から好カード揃い!秋季東京都大会一次予選の注目ポイント!【大会展望・総括コラム】
国士舘vs早稲田実業【東京都 2020年夏季東西東京都高等学校野球大会 西東京大会】
第1016回 【西東京準々決勝展望】日大三vs佼成学園、国士舘vs早稲田実業など注目カードのポイント、戦力紹介!【大会展望・総括コラム】
明大中野八王子vs早稲田実業【東京都 2020年夏季東西東京都高等学校野球大会 西東京大会】
第1013回 【西東京大会展望】早実vs八王子など1回戦から好カード続出!激戦区・西東京を制するのはどこだ?【大会展望・総括コラム】
第266回 村上宗隆を獲得できていれば巨人の未来はどうなった?巨人のスコアラー・編成部に関わった三井康浩さんが2017年ドラフトを振り返る【ドラフト特集コラム】
第27回 歴代の甲子園を沸かせたヒーローたちが続々と上位にランクイン!人気選手名鑑ランキング!【高校野球ドットコム 人気記事ランキング】
第1023回 加藤 雅樹(早稲田実業ー早稲田大)目指すは絶対優勝とプロ入り 【2019年インタビュー】
第1027回 加藤 雅樹(早稲田実業ー早稲田大)ドラフト候補へ駆け上がるきっかけとなったコーチの存在 【2019年インタビュー】
第722回 2018年の都立の星・吉岡桃汰(東大和南)「ドクターKの始まり」【前編】 【2018年インタビュー】
第583回 清宮幸太郎(早稲田実業)が打ち明けたプロ志望のきっかけ、未来像、理想の野球選手像 【2017年インタビュー】
第577回 清宮幸太郎(早稲田実業)「次のカナダ戦は高校最後の真剣勝負!力を出し尽くしたい」 【2017年インタビュー】
試合で役立つメンタルマネジメント
清宮 幸太郎(早稲田実業) 【選手名鑑】
早稲田実業 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム