2025年春季の近畿地区高校野球大会(奈良)は25日、1回戦2試合が行われ、4強が出そろった。

 今大会注目の一戦では、東洋大姫路(兵庫)が8回コールドの9対2で大阪桐蔭(大阪)に快勝した。初回に高畑 知季内野手(3年)の2ランで2点を先制すると、3回にも1点を追加。5回に1点差とされたが、6回から3イニング連続得点で一気にコールド勝ちにつなげた。

 大阪桐蔭が誇る、中野 大虎投手(3年)、森 陽樹投手(3年)の両右腕から13安打で9得点。昨秋の近畿王者の貫禄を見せつけた。東洋大姫路の監督に就任してから初めて大阪桐蔭と対戦した岡田監督としても、履正社時代からのライバル対決に圧勝し、4強入りを決めた。

 奈良大付(奈良2位)が8回コールドの8対1で京都共栄(京都)を破ってベスト4入りを決めた。2回に1点を先制されたが、5回に追いつくと、6回に一挙5得点。森 央真外野手(3年)が4打点を挙げる活躍を見せるなど、京都大会準々決勝でノーヒットノーランを達成した先発の小林 海翔投手(3年)を攻略して勝負をつけた。奈良大会決勝でノーヒットノーランを許した打線が、奮起しての快勝だった。

 準決勝の智弁和歌山滋賀学園奈良大付東洋大姫路は31日に予定されている。

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