健大高崎が2戦連続完封リレーで7年ぶり8強、明豊は3安打に終わる
石垣元気、佐藤龍月(健大高崎)
<第96回選抜高校野球大会:健大高崎4-0明豊>◇26日◇2回戦◇甲子園
健大高崎(群馬)が2投手の「完封リレー」で明豊(大分)を抑え、2017年以来、7年ぶりの8強入りを決めた。
先発の佐藤 龍月投手(2年)が7回をわずか2安打無失点に抑えると、2番手で8回からマウンドに上がった石垣 元気投手(2年)が1安打無失点。149キロもマークして、明豊打線を封じ込んだ。初戦の学法石川(福島)戦とまったく同じパターンのリレーで、2戦連続「完封リレー」。2年生ながら抜群の安定感でチームを8強に導いた。
佐藤は「キャッチボールの段階から調子が良いと実感していた。うまく修正もできて、ギアを上げるところではギアを上げることができた」と振り返れば、石垣も「調子は良いですし、球速は狙っている。暖かくなっているので、さらに球速は出ると思っています」と次戦への自信ものぞかせていた。
打線は初回に先頭打者からの連打などで1死二、三塁のチャンスをつかむと、4番・箱山 遥人捕手(3年)の投手前へのボテボテのゴロの間に1点を先制。その後、犠飛で2点目をつかんだ。6回にも内野ゴロの間(野選)で1点を追加。7回にも1点を追加して突き放した。適時打なしで4点を奪う効果的な攻撃が光った。青柳監督も「野選の場面は、当たった瞬間にゴーですね。それをしないと還ることができません」と足を生かした得点に胸を張った。
明豊は期待された4番・石田 智能捕手(3年)が4打数無安打3三振に抑えられ、チームでもわずか3安打に抑えられた。準優勝した2021年以来の8強はならなかった。
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