樟南vs出水中央
樟南が勝利も継投失敗で追撃許す<鹿児島NHK旗>
<第65回NHK旗争奪鹿児島県選抜高校野球大会:樟南14-7出水中央>◇28日◇準々決勝◇平和リース
春の鹿児島大会2回戦でも対戦した両者。この時は接戦の展開を終盤で樟南が逆転しての辛勝だったが、この日は立ち上がりから樟南の一方的な展開となるも、終盤思わぬ展開となった。
初回、いきなり4連打を浴びせ3番・畝地 竣己(3年)、4番・坂口 優志(2年)の連続適時打に、エラー、暴投も絡んで一挙5点を奪った。
3、4回は5番・前田 晟那(3年)の2打席連続適時打などで計4点を追加。6回にも5連打を集中して4点をダメ押し。7回までに13対1と大量リードし、このまま勝ち切るかと思われたが、描いた通りにいかなかった。
7回、先発の左腕・新藤 侑芯(2年)から1、2年生投手3人をつぎ込むも制球難などでピンチを広げた。
6回まで劣勢を強いられていた出水中央だったが、2番・濱島 琉生(3年)、エラー、代打で登場した7番・菊野 凌斗(3年)の中前2点適時打など打者11人で6得点を挙げ、土俵際から盛り返した。
出水中央が追い上げムードを作ったが、8回に樟南は1点を加点し7点差とすると、その裏再びマウンドに戻ったエース新藤が、走者を背負いながらも無失点で切り抜け、辛くもコールド勝ちした。
(取材=政 純一郎)