春日部vs庄和
強打の春日部打線がこの日も爆発!7回コールドで県大会へ!
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<春季高校野球埼玉県大会地区予選:春日部13-4庄和(7回コールド)>◇16日◇東部地区代表決定戦◇春日部牛島
15日の大雨の影響を受けグラウンドが泥濘んだままの春日部牛島球場。第1試合は昨秋県初戦で山村学園を苦しめたシード校・春日部と、1回戦の白岡戦で12対11の壮絶な打ち合いを制した庄和との一戦である。
先発は、春日部が左腕の横山 稜投手(3年)、庄和が奥ノ木 良倭投手(3年)と両エースが先発し試合が始まる。横山はインステップからの投球がウリの投手、奥ノ木は制球力がウリの投手である。
先制したのは、春日部であった。初回、庄和・奥ノ木の立ち上がりを攻め、先頭の八木 琢磨(3年)が四球で出塁すると、暴投で二塁へと進む。続く山本 博丈(3年)がきっちりと送り1死三塁とすると、3番・荒木 康太(3年)の内野ゴロの間に1点を先制する。
春日部は2回にも、この回先頭の森 翔大(2年)が右翼線へ二塁打を放ち出塁すると、続く竹内 大吾歩(2年)がきっちりと送り1死三塁とする。ここで7番・横山の内野ゴロの間に2点目を奪う。
2点をリードした春日部は3回にも1死から2番・山本が内野安打を放ち出塁すると、暴投で二塁へと進む。続く荒木が左翼越えの適時三塁打を放ちまず1点、さらに4番・小松 大晟(3年)が右中間へ適時二塁打を放ち4対0とすると、続く森も中前安打を放ちチャンスを広げる。6番・竹内の振り逃げでさらに1点を追加すると、続く横山も左前適時打を放つなど、春日部はこの回一挙4点を奪い試合の流れを完全につかむ。
春日部は4回にもこの回先頭・佐々木 佑之輔(3年)の四球を足がかりとし、山本、荒木、小松の3連続長短打で3点を追加。これにはたまらず庄和ベンチもエース奥ノ木から2年生左腕・小室 孝敦投手へスイッチする。春日部は9点差をつけコールドペースへ持ち込む。
一方、庄和の反撃は5回、この回先頭の小川 湧也(3年)が左前へポトりと落ちる二塁打を放ち出塁すると、2死後、9番・坂内 太哉(3年)が左前適時打を放ち1点を返す。
だが、春日部はその後も攻撃の手を緩めず、庄和の2番手・小室に対し、6回1死から4番・小松が中前安打を放ち出塁すると、2死後、6番・竹内もセーフティーバントを決め2死一、二塁とする。ここで、横山が右越えの2点適時三塁打を放つと、さらに中継が乱れる間に横山は一気に本塁へ生還し3点を追加。12対1とする。
対する庄和も、この回先頭の影山 琉惺(3年)の四球を足がかりとし、1死後4番・上赤 佑輔(3年)が中前へポトリと落ちるヒットを放ちチャンスを広げる。ここで、続く宮田 陽(3年)が右中間へ2点適時二塁打を放つと、中継が乱れる間に三塁へ進む。6番・小川の内野ゴロの間にさらに1点を返すなど、この回3点を返し、この回でのコールドを回避する。
それでも春日部は7回表に9番・佐々木がソロ本塁打を放ちダメを押す。
結局、春日部が7回コールド13対4で庄和を下し県大会出場を決めた。
まず庄和だが、後藤監督も認めていたが、この試合に関して言えば、ややエース奥ノ木を引っ張り過ぎた印象を受けた。2番手・小室がまずまずの投球を披露し始めてから徐々に攻撃のリズムも良くなり始めていただけに結果論ではあるがやや残念な部分ではあった。エース奥ノ木はこの日、球が高く打ち込まれた。夏までに是非持ち味である制球力を磨いてほしい。
一方の春日部だが、現状キャプテンの李煕元(3年)などがケガで出遅れているが、それでも現在のテーマである「ライナーで強い単打」で打つことを意識し14安打放ち、長打も6本と持ち味である打撃力はさすがだ。昨秋出遅れていた横山もこの日はまずまずの投球。
「横山は昨夏や秋もコロナと悔しい思いしかしていないので今日はまず良かったかなと」(添野監督)。
昨秋好投した山崎の存在はもちろん大きいが、昨夏の経験者である彼の存在は今後大きくなるのではなかろうか。
(記事=南 英博)