試合レポート

春日部vs庄和

2023.04.18

強打の春日部打線がこの日も爆発!7回コールドで県大会へ!

春日部vs庄和 | 高校野球ドットコム
春日部の得点シーン

春日部vs庄和 | 高校野球ドットコムトーナメント表
地区予選の勝ち上がり

春日部vs庄和 | 高校野球ドットコム大会の詳細・応援メッセージ
令和5年度 春季高等学校野球埼玉県大会 東部地区予選
令和5年度 春季高等学校野球埼玉県大会 西部地区予選
令和5年度 春季高等学校野球埼玉県大会 南部地区予選
令和5年度 春季高等学校野球埼玉県大会 北部地区予選

春日部vs庄和 | 高校野球ドットコム選手名鑑情報はこちら
選手名鑑一覧ページ

春日部vs庄和 | 高校野球ドットコム気になる学校への応援メッセージはこちら
学校検索ページ

<春季高校野球埼玉県大会地区予選:春日部13-4庄和(7回コールド)>◇16日◇東部地区代表決定戦◇春日部牛島

 15日の大雨の影響を受けグラウンドが泥濘んだままの春日部牛島球場。第1試合は昨秋県初戦で山村学園を苦しめたシード校・春日部と、1回戦の白岡戦で12対11の壮絶な打ち合いを制した庄和との一戦である。

 先発は、春日部が左腕の横山 稜投手(3年)、庄和奥ノ木 良倭投手(3年)と両エースが先発し試合が始まる。横山はインステップからの投球がウリの投手、奥ノ木は制球力がウリの投手である。

 先制したのは、春日部であった。初回、庄和・奥ノ木の立ち上がりを攻め、先頭の八木 琢磨(3年)が四球で出塁すると、暴投で二塁へと進む。続く山本 博丈(3年)がきっちりと送り1死三塁とすると、3番・荒木 康太(3年)の内野ゴロの間に1点を先制する。

 春日部は2回にも、この回先頭の森 翔大(2年)が右翼線へ二塁打を放ち出塁すると、続く竹内 大吾歩(2年)がきっちりと送り1死三塁とする。ここで7番・横山の内野ゴロの間に2点目を奪う。

 2点をリードした春日部は3回にも1死から2番・山本が内野安打を放ち出塁すると、暴投で二塁へと進む。続く荒木が左翼越えの適時三塁打を放ちまず1点、さらに4番・小松 大晟(3年)が右中間へ適時二塁打を放ち4対0とすると、続く森も中前安打を放ちチャンスを広げる。6番・竹内の振り逃げでさらに1点を追加すると、続く横山も左前適時打を放つなど、春日部はこの回一挙4点を奪い試合の流れを完全につかむ。

 春日部は4回にもこの回先頭・佐々木 佑之輔(3年)の四球を足がかりとし、山本、荒木、小松の3連続長短打で3点を追加。これにはたまらず庄和ベンチもエース奥ノ木から2年生左腕・小室 孝敦投手へスイッチする。春日部は9点差をつけコールドペースへ持ち込む。

 一方、庄和の反撃は5回、この回先頭の小川 湧也(3年)が左前へポトりと落ちる二塁打を放ち出塁すると、2死後、9番・坂内 太哉(3年)が左前適時打を放ち1点を返す。

 だが、春日部はその後も攻撃の手を緩めず、庄和の2番手・小室に対し、6回1死から4番・小松が中前安打を放ち出塁すると、2死後、6番・竹内もセーフティーバントを決め2死一、二塁とする。ここで、横山が右越えの2点適時三塁打を放つと、さらに中継が乱れる間に横山は一気に本塁へ生還し3点を追加。12対1とする。

 対する庄和も、この回先頭の影山 琉惺(3年)の四球を足がかりとし、1死後4番・上赤 佑輔(3年)が中前へポトリと落ちるヒットを放ちチャンスを広げる。ここで、続く宮田 陽(3年)が右中間へ2点適時二塁打を放つと、中継が乱れる間に三塁へ進む。6番・小川の内野ゴロの間にさらに1点を返すなど、この回3点を返し、この回でのコールドを回避する。

 それでも春日部は7回表に9番・佐々木がソロ本塁打を放ちダメを押す。

 結局、春日部が7回コールド13対4で庄和を下し県大会出場を決めた。

 まず庄和だが、後藤監督も認めていたが、この試合に関して言えば、ややエース奥ノ木を引っ張り過ぎた印象を受けた。2番手・小室がまずまずの投球を披露し始めてから徐々に攻撃のリズムも良くなり始めていただけに結果論ではあるがやや残念な部分ではあった。エース奥ノ木はこの日、球が高く打ち込まれた。夏までに是非持ち味である制球力を磨いてほしい。

 一方の春日部だが、現状キャプテンの李煕元(3年)などがケガで出遅れているが、それでも現在のテーマである「ライナーで強い単打」で打つことを意識し14安打放ち、長打も6本と持ち味である打撃力はさすがだ。昨秋出遅れていた横山もこの日はまずまずの投球。
「横山は昨夏や秋もコロナと悔しい思いしかしていないので今日はまず良かったかなと」(添野監督)。
昨秋好投した山崎の存在はもちろん大きいが、昨夏の経験者である彼の存在は今後大きくなるのではなかろうか。

(記事=南 英博

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.05.12

【春季新潟県大会】プロ注目右腕・茨木佑太が完封!元プロの芝草監督は素材、メンタル面も絶賛!

2024.05.12

プロ注目の200cm右腕・菊地ハルン(千葉学芸)がセンバツ出場校との交流戦でまさかの7失点…夏までの課題は?

2024.05.12

【春季京都大会】センバツベンチ外の西村がサヨナラ打!新戦力の台頭目立つ京都外大西が4強進出

2024.05.12

【奈良】天理が決勝最多18得点で圧勝!13年ぶりに春の頂点に<春季大会>

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.07

【鹿児島】神村学園は昨秋4強の鶴丸と初戦で対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.05.07

【山陰】益田東と米子松蔭、鳥取城北が石見智翠館と対戦<春季大会組み合わせ>

2024.05.07

【北海道】函館大有斗、武修館などが初戦を突破<春季全道大会支部予選>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>