試合レポート

木更津総合vs姉崎

2020.08.04

木更津総合 エース・篠木未登板も3投手継投で無安打!

 木更津総合の投手陣が快投した。

 昨夏、昨秋共に準決勝で習志野に敗れ、リベンジに燃える千葉の強豪・木更津総合。大会3日目のゼットAボールパークで姉崎を初戦の相手にこの夏をスタートさせた。

 初戦の先発は175センチ・65キロの最速140キロ超え右腕・川端 光明。7月中旬の練習試合で150キロを計測し自己最速を更新した、エースで主将の篠木 健太郎はベンチスタートとなった。

 木更津総合は初回から実力を発揮する。ファーストストライクから積極的に強振し鋭い打球で野手の間を抜き、5本のヒットで4点を先制した。

 その後も、洗練された攻撃で加点を続け5回までに10点を奪う。この攻撃陣に対して木更津総合の五島卓道監督は「限られた練習の中でやってきたことを発揮してくれました」と自慢の打線を称えた。

 そして投手陣も、エース・篠木がベンチで見守る中、先発・川端、二番手・吉田 航晟、三番手・熊谷 尚也の3投手による無安打の継投リレーで文句の付けようのない初戦を作り上げた。

 特に、二番手の吉田に関して五島監督は、「本来だったらメンバー外だったかもしれない選手でしたが、今大会が毎試合入れ替え可能ということで機会を与えることができ、結果を出してくれたので、彼にとってもチームにとっても良かった」と成長を見ることができた。

 初戦では出場機会のなかったエースで主将の篠木は「できるだけ長くこのメンバーで野球がしたい」と高校生活最後の舞台での思いを口にした。最高のスタートを切った木更津総合ナインたち。彼らの夏はまだ始まったばかりだ。

(記事=藤木拓弥

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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