試合レポート

成章vs加茂丘

2018.07.07

成章の1番森下がランニング本塁打含む4長打

 雨の影響で、この日の[stadium]阿久比球場[/stadium]は予定よりも1時間半遅れで開始ということになった。風も強く、時に雨も落ちてくるというコンディションだった。

 成章は1番森下があわや本塁打かという会心の当たりでいきなりの右越三塁打。すぐに渡邊秀虎が左前打で帰して先制。さらに、宮下、河合と連打し、相手失策も絡んでこの回5点。

 2回にも、成章は1番からの好打順でまたしても森下が今度は左翼線へ三塁打して、渡邉、大谷も短長打で続いて加点。この回も5安打で4点が入った。こうして、成章は序盤から完全に主導権を握った形となる。ただ、3回4回はやや勢いが失せたが、5回に二死から、森下の一打は下がっていた中堅手のそのまた上を破っていく一打で、センター最も深いところへ転がっていったが、森下は迷うことなく本塁まで駆け抜けて爛々ぐホーマーとした。結局、この日の森下は4打数4安打で本塁打1、三塁打2、二塁打1という内容でサイクルヒット以上の内容だった。まさに、切り込み隊長としては十分すぎる活躍だった。

 また、投手も音渕が安打は3本浴びたものの、5回を無失点。危なげなく乗り切った。

 10年前の記念大会では東愛知大会決勝まで進出している成章としては、この上ない好スタートだった。そして、その時のエースだった小川泰弘(ヤクルト)はこの日、ナゴヤドームの中日戦での先発が予告されており、成章の応援スタンドでは、「終わったら、ナゴヤドームに急がなくちゃ」という声もあった。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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