日工大駒場vs巣鴨
長打許さない継投リレーで日工大駒場が3回戦進出!
大会5日目を迎えた第99回全国高等学校野球選手権大会 東東京大会。
[stadium]明治神宮第二球場[/stadium]の一試合目は日工大駒場対巣鴨の一戦が行われた。
巣鴨の先発は計良 紀之。小柄だがコースを上手くつく投球術が持ち味の技巧派左腕で、昨年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから1位指名された堀 瑞輝(広島新庄高等学校出身)を彷彿とさせる投球フォームに似ている。日工大駒場は178センチと高身長の右腕で打者でも1番に座っている矢髙 隆人が先発のマウンドに上がった。
両者の立ち上がり。まずは、巣鴨の先発・計良 紀之。先頭打者には右前打を許すもその後は三者をきっちりと抑える。変わって日工大駒場の先発・矢髙 隆人。先頭打者に四球を与え、すかさず盗塁を決められる。その後一死三塁とし3番・橋本 駿が放った飛球を味方が失策し先制点を献上。
しかし直後の2回に5番・村上 侑弥が右前打を放つ。この打球に相手が捕逸し村上 侑弥は一気に三塁へ到達。6番・小田 皓一のショートゴロの間に三塁走者が本塁に生還しすぐさま試合を振り出しに戻した。3回には9番・小山 竜毅の左前打や相手の失策で一死一三塁とすると、この好機に3番・田中 皓己が適時左前打を放つ。その後一死満塁で5番・村上 侑弥のショートゴロの間に1点を追加する。
反撃したい巣鴨は5回に1番・岩井 健一郎、2番・田中 盛馬の連続安打もありこの回1点を挙げるも後続が続かず点を積み重ねることができない。5回以降は巣鴨の先発・計良 紀之が要所要所を締める投球を見せたが9回、さすがに疲れが見え始めたか。甘くなってきた球を日工大駒場打線が見逃さずこの回、日工大駒場が一挙5得点を奪い試合を決めた。
勝利した日工大駒場は、相手の失策によってできた好機を見逃さずに得点を奪った。好機でしっかりと走者を返すことができていた為、これから戦うチームにとって非常に警戒すべき点だろう。また、投手陣は長打を許さなかったことで自分なりのリズムを作っていたことが印象付けられた。3回戦の相手は東京城北高校に決まった。この試合も熱い戦いが待っているだろう。
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