樟南vs武岡台
樟南、6回二死からの逆転劇!
秋4強のシード武岡台、昨夏の甲子園代表校ながら昨秋は3回戦で敗れてノーシードの樟南。4回戦注目の好カードは、終盤まで1点を争う緊迫した展開だった。
先手を取ったのは武岡台。1回裏、一死一、三塁のチャンスに4番・永井千尋(3年)がセンターオーバー二塁打を放ち2点を先制する。7番・中村駿介(3年)にもタイムリーが出て、幸先良く3点を先取した。
樟南は2回に8番・松本連(3年)、3回に4番・折尾昂靖(3年)のタイムリーで1点差に詰め寄る。
6回、樟南は二死から7番・高橋黎(2年)がレフトオーバー二塁打を皮切りに下位打線が3連打を浴びせる。9番・新屋太希(3年)のサード内野安打で同点とし、悪送球の間に二走も返って初めて勝ち越しに成功した。
武岡台は7回以降、リリーフした2番手・久保下佳季(3年)が3人ずつで打ち取り、打線にチャンスを託する。2回以降、樟南の2番手・中原輝竜(3年)の前に走者を出しながらも得点できなかったが、9回一死満塁と一打同点、サヨナラのチャンスを作った。最大の見せ場だったが、内野ゴロに打ち取られ、あと一歩及ばなかった。
(文=政純一郎)
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