鵬翔vs高千穂
主将の執念!鵬翔・内田が倍返しの逆転サヨナラ打!
逆転サヨナラ適時打を放つ9番・内田
↓両チームの戦績↓
【ノーシード・鵬翔】
2回戦:9対7都城農(第8シード)
3回戦:7対2門川
準々決勝:3対2日南学園(第1シード)
準決勝:4対3延岡学園(9回サヨナラ)
【第2シード・高千穂】
2回戦:5対1高城
3回戦:5対3宮崎第一
準々決勝:5対1都城東
準決勝:3対2都城商(9回サヨナラ)
9回サヨナラゲームで九州大会出場を決めた2校が、雨天順延のため、中1日で顔をあわせた決勝戦。
2校ともに、九州大会の切符を手にした「喜び」が「油断」になることなく、全選手が一瞬の隙も感じさせない程、引き締まった全力プレーをみせた。
なかでも、チームをけん引する「頼れる存在」がプライドをかけて、「絶対に負けない!」と地力を発揮した。
■「エースvsエース」・・・一歩も譲らない、頼れる存在。
・鵬翔に先制を許し、3回裏一死から2番手としてマウンドにあがった高千穂の左腕エース・馬原は、強力打線を相手に、延長11回まで被安打2、失点0。スコアボードに0を重ねた。
・鵬翔の左腕エース斎藤は、4回に同点弾(高千穂6番・内倉のソロHR)を浴びるも、再三のピンチを気迫でしのぎ、延長11回まで15奪三振の力投をみせた。
■「主将vs主将」・・・優勝への執念をみせた、頼れる存在。
・延長12回表二死三塁。ここまでノーヒットだった高千穂4番・岡﨑キャプテンが、右中間を破る適時三塁打を放ち、三走・馬原に貴重な勝ち越しホームインを踏ませる。(高千穂2対1鵬翔)
・延長12回裏二死満塁。3回に先制適時打を放っている鵬翔9番・内田キャプテンが、右中間を破る2点適時打を放つ。準決勝の9回勝ち越しサヨナラ打に続いて、決勝では延長12回逆転サヨナラ打!相手キャプテンに打たれたら打ち返す!「倍返し打」だった。(鵬翔3対2高千穂)
今大会、ノーシードから第8・第1・第2シードを撃破して頂点に立った鵬翔ナインの姿は、OB会から寄贈された幟に書かれた「巻き起こせ鵬翔旋風」の文字そのものだった。
(文・写真=三角竜之)
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