稚内大谷vs鵡川
唯一の1イニング複数得点を挙げたのは!?
完投した稚内大谷エース・正岡翔也
取って取られて、取られて取ってのゲーム展開。イニングスコアを見てもわかるように、点が入ったイニングはほとんどが1点で収まった。だが7回表、稚内大谷の攻撃だけが3点となっている。この唯一の複数得点が勝負の分かれ目となった。
6回裏に一死一、三塁からフィルダースチョイスで鵡川に同点に追いつかれた稚内大谷。直後の7回表、一死から2番・井川奨也(1年)がショートへの内野安打で出塁する。直前の守りでフィルダースチョイスをしてしまった選手だ。「6回の守備では、(ファーストで)一つアウトを取れば良かったが、いけると焦ってしまいホームに投げてしまった。守備でミスをしたので、打席では絶対に出塁したかった」と話した井川。この内野安打が起点となり、3番・佐々木悠人(2年)のヒットと、4番・北崎弘也(2年)のタイムリー三塁打で、この試合初めて『2』という数字がスコアボードに表示された。
さらに5番・上川原文登(2年)がタイムリーを放ち、この回3点目を挙げた稚内大谷。8回にも1点を追加し、エース・正岡翔也(2年)が3失点完投。20年ぶりのベスト4進出を決めた。
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