生田東vs生田
生田、リーグ戦1勝を目指すも惜しくも敗戦
完投した田邉(生田東)
川崎地区での最終試合は生田対生田東の一戦。生田東はすでに2勝をしているため、県大会出場を決めている。対する生田は2敗を喫しているため県大会出場はないが、生田にとってはこの試合で1勝というものがこれからのチームにとって大事になっていくものであると感じた。
しかし、勢いのある生田東の打線を止めることは出来ずに惜しくも敗戦を喫してしまった。マウンドに上がった右の矢澤、左の小玉は両投手共に1年生。矢澤は序盤の立ち上がりは落ち着いたピッチングをしていたものの、中盤に差し掛かるうちに、下半身の粘りがなくなってきていた。冬では走り込み、ウエイトトレーニング、食事など9回を投げ切る下半身を作っていってもらいたい。
小玉のピッチングは、夏にも投げていただけあり下半身の粘りは良いものを持っていると感じたが、投げる時の肘の位置が少し低い印象があった。左のオーバースローとして投げていくならばもっと肘の位置を高くしていくことが、ストレート・変化球共に磨きをかけていくのには必要と感じた。
1年生で入部して4か月足らずであるため、体力がまだ付いていないのは当たり前のことではある。この秋季大会での敗戦を簡単には忘れずに、しっかりと胸に刻んで冬を過ごしてもらいたい。
野手陣に関しては、打撃に関しては初球からガンガン振っていく打線で積極的な姿勢が見られた。敗戦に繋がったのは守備の面。5回に一挙5点を取られるシーンがあったが、外野に飛んだ打球の中には外野フライとして取れるものが多く見られた。このバッターがどういうバッターかを予測する守備位置、打ち出した瞬間の一歩目の反応、打球を追う走力などをこの冬は徹底的に磨いていき、春、夏でその身に付けた実力を発揮していってもらいたい。この守備の向上がさらに生田を強くしていくだろう。
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