鵬翔vs福島
第4シードの意地!打線爆発で鵬翔が8強へ!
【第4シード・鵬翔】2回戦:14対3都城農(8回コールド)
【宮崎福島】1回戦:5対3都農・本庄(延長10回)、2回戦:4対3高千穂
初戦でコールド勝ちし、勢いそのままに甲子園出場を狙う第4シード・鵬翔が、3回戦でも本領を発揮した。
鵬翔1番・島袋が死球で出塁し、二盗に成功。2番・境木は手堅く犠打で送る。一死三塁から3番・丸山の中前適時打で先制!
4番・石黒は右中間への二塁打で続いて一死二三塁。ここで、5番・西村の中前適時打で2点目!6番・小松の左犠飛で3点目!7番・甲斐の中前適時打で4点目をあげた。
さらに、4回二死走者なしから、1番・島袋が左中間越えの二塁打で出塁すると、2番・境木は四球で出塁。打席には、3番・丸山が入る。ここで相手投手のボークで二死二三塁となってから、丸山が右前適時打を放って2点を追加した!
5回には、1番・島袋が右越えの2点適時三塁打を放つと、2番・境木がスクイズ成功!鵬翔9対0宮崎福島。
9回には、押しだしと3番・丸山の2点適時打で加点して12点目をあげた。
計17安打、7犠打(送りバント5、スクイズ1、犠飛1)。最強のトップバッター島袋の活躍を皮切りに、一切、手を緩めず効率よく得点を重ねた!終始、主導権を握ったまま、理想的な試合運びだった。
1番・島袋は、6打席4打数3安打(単打・二塁打・三塁打)2打点、1四球、1死球の大活躍!3番・丸山は、6打数4安打5打点の大活躍!好調な打撃をどこまでキープできるかが、上位戦でのカギとなりそうだ。
また、鵬翔の投手陣は、エース田中(3年)が4回を無失点に抑えると、5回の打席で代打交代。早めの継投策に出て、5・6回は村田 大(2年・右腕)、7・8・9回は川畑 智廉(1年・左腕)がマウンドに立った。
コールド負けだけは避けたい宮崎福島の粘りで、6回には4連打による3失点、8回には1発を浴びるも、特に、川畑の今大会初登板は、貴重な機会になった。完投能力のある3年生エースに加えて、来チームからの主力になるであろう好投手2人を擁する鵬翔。
今大会、のこす準々決勝・準決勝・決勝と、夏の険しい短期決戦(連戦)を戦う準備は整っている。鵬翔は、準々決勝で「宮崎工vs都城西」の勝者を迎え撃つ!
(文=三角 竜之)
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