都立江戸川vs巣鴨
都立江戸川、大量10得点!5回コールド勝ち!
夏をあまり感じさせない気温の中、三塁側は紫色、一塁側は紺色で埋めつくされた[stadium]江戸川区球場[/stadium]での第3試合は、巣鴨対都立江戸川の一戦。お互い応援が個性的で試合前から盛り上がりを見せている。
試合は、第5シードである都立江戸川が力を見せた。
都立江戸川の先発・エース山田 良樹はどっしりとした体格でキレのあるストレートを武器に、巣鴨にチャンスすら与えないピッチング。4回から登板した吉田 太士も細身ながら勢いのあるボールを投げ込んで巣鴨打線を完璧に封じ込めた。
攻撃では初回から強打を見せていく。
1番本間 広輝、2番河野 雄太、3番星野 充の連続安打で1点を先制。その後もフォアボールや犠牲フライなどで初回から3点を先取する。
2回以降も都立江戸川は攻撃の手を緩めない。
ツーベースやスリーベースなど、この回4安打を放ち、さらに3点を追加していく。なかなか巣鴨は自分たちの野球をさせてもらえない。巣鴨スタンドからは大きな応援が鳴り響いていたが、その期待には応えられず4回、5回と2点ずつ追加され10対0で都立江戸川が5回コールドゲームで4回戦を突破した。
都立江戸川の打線に驚いたのはボールをギリギリまで引き付ける上手さ。引き付けて詰まってしまうことはなく、引き付けたら強いスイングで振り抜き、しっかりバットの芯にミートさせ強い打球を打つ。しかも1番から9番まで徹底していて、特に今日の試合はそれが発揮できた試合ではないかと感じる。これから5回戦を迎えていく都立江戸川だが、是非その打線に注目して見てもらいたい。
(文=藤井 秀磨)
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