神戸国際大附vs三田松聖
プロ注目左腕のバースデー登板
東郷太亮(神戸国際大附)
立ち上がりに1点を先制した神戸国際大附は、3回に打者11人の攻撃で6点を追加し、一気にコールドゲームの展開に持って行った。
先発した背番号10の左腕・東郷太亮(3年)は、5回を投げて3安打無失点。たが四球が4つあり、「ブルペンからボールが高く浮いていて、修正できなかった。投げる時に顔が前にいって突っ込んでしまった」と本人も納得できないピッチングだった。
ちなみに4月29日は東郷の18歳の誕生日で、第1打席ではスタンドの応援団から『ハッピーバースデー』の大合唱。これについては、「聞こえました」と嬉しそうな表情を見せた。
一方、敗れた三田松聖で光ったのは、二番手で登板した齋藤光太郎(2年)の粘りのピッチングを収穫にあげた。特に大きかったのが9点差だった5回の一死一、三塁のピンチをしのいだこと。「あそこで5回コールドにされるのと、されないのでは違う」と大西祐監督は2年生右腕を讃えた。
秋は長田の園田涼輔(3年)に完封。この日も神戸国際大附投手陣にシャットアウトされた。夏へ向けての課題は好投手と対戦したときの得点力と言えそうだ。
(写真:中谷明 img001~img029)
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