関東一vs都立大森
堅実な守備や積極的な走塁から生まれた9得点!関東一が5回戦進出
試合開始直前に太陽が雲に隠れ、球場を吹き渡る風に涼しささえ感じる[stadium]神宮球場[/stadium]での第1試合は関東一vs都立大森。
15日に海城と初戦を迎えた関東一は13対1と打線が爆発した。4回戦でも初戦の勢いは健在であった。
関東一は初回に先頭のオコエ 瑠偉が安打で出塁し、盗塁を試みた際に二塁への送球が逸れオコエは一気に三塁まで進む。ここで2番・黒田 駿汰の打席で、左前への適時2塁打となり、打者2人で先制に成功。3番・伊藤 雅人も左前安打で続くと、一死後に相手のミスが重なり2点を追加する。
しかし関東一先発の河合 海斗の制球が定まらない。
都立大森先頭の齋藤 輝に安打を許し、なおもストライクがなかなか決まらない。捕手の鈴木 大智が落ち着かせようと指示をするもボールが先攻する。ここで盗塁を試みた都立大森の齋藤を鈴木が刺しプレーで引っ張る。ここから落ち着きを取り戻した齋藤は、スイッチが入ったかのように好投を始める。
打線も齋藤を援護するべく、2回にも8番・井橋 俊貴の中前安打から生まれたチャンスをオコエの犠飛で還し1点す。
その後も関東一が、4番・森山 将の本塁打や2番・黒田の適時打などで小刻みに得点を重ねる。
そして迎えた7回、四球や安打で作ったチャンスに途中出場の9番・長嶋 亮磨の適時3塁打で2点を追加、なおも1番・オコエの犠飛で1点を追加しダメ押しをした関東一。3回戦に続き9対0でコールド勝ちを決めた。
この試合からは豪快な打撃ではなく、堅実な守備やチャンスを広げる積極的な走塁が目立った。1つ1つのプレーが丁寧で危なげない試合を展開していた関東一が5回戦に駒を進めた。
勝利した関東一は、20日に[stadium]神宮球場[/stadium]で多摩大目黒と東京成徳大高の勝者との対戦が決まった。
(文=佐藤友美)
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