古川工vs宮城県工
古川工が優勝した2011年以来の8強入り
古川工が宮城工との“工業高校ダービー”を制し、優勝した2011年以来、4年ぶりに4回戦を突破した。
古川工は1回表、一死一、二塁から4番・庄子 将がレフト前にタイムリーを放って1点を先制した。さらに5番・遠藤 快斗がライトオーバーの2点タイムリーを放ち、初回に3点を奪った。2回には二死から3番・佐藤 宏太郎のライト前タイムリーで、3回にはパスボールでそれぞれ1点を加えた。
3回までに5対0でリードした古川工だったが、宮城工が4回から先発・三木 塁から門脇 光太朗に代えてからは要所を締められて追加点を奪えなかった。
一方の宮城工は3回まで無安打だった。4回、この回先頭の3番・山本 大地が四球で出塁。一死一塁から5番・東 清文が右中間を破る三塁打を放ち、待望のチーム初安打にしてタイムリーとなった。宮城工は一死三塁からスクイズを試みたが、6番・小川 龍之介がフライを上げてしまい、三走・東は戻りきれずにアウト。ゲッツーとなってしまい、2点目とはならなかった。
6回には一死満塁としたが、後続を断たれて無得点。しかし、7回、無死一、三塁から2番・渡部 陸がセンター前にタイムリーヒットを放って追加点を奪った。
古川工はここで先発・佐藤宏から鹿野 魁平に投手交代。3番・山本はファーストファウルフライに倒れたが、4番・夏目 大成が四球を選び、一死満塁とした。そして、5番・東がレフトに犠飛を放ってさらに1点を追加。流れは宮城工に向いた。
しかし、古川工・鹿野が8、9回と宮城工打線を三者凡退に抑え、5対3からの追い上げを止めた。
東日本大震災があった2011年に宮城大会を制した古川工。あれから4年。当時のメンバーもスタンドから見つめる中、8強入りを決めた。
準決勝進出をかけて戦うのは、この4回戦で昨夏の覇者・利府を撃破し、勢いづく仙台二だ。
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