篠ノ井vs箕輪進修
4番が引っ張った篠ノ井が箕輪進修を振り切る
篠ノ井が中盤から箕輪進修を徐々に引き離し、7対3で逃げ切った。
篠ノ井は1回表、二死二塁から４番・山田 日向の右中間三塁打で先制。箕輪進修もその裏、4番・後藤 優希のスクイズですかさず同点とした。篠ノ井は3回、再び山田の適時打で1点を勝ち越すと、5回には7番・宮尾 一誓の2点適時三塁打で突き放すと、その後も小刻みに得点を重ねた。篠ノ井先発の笠井 勇輝はアウトコースを有効に使い、箕輪進修打線に連打を許さずに7回2失点で2番手にスイッチ。リリーフの2投手が箕輪進修の反撃を1点にしのぎ、逃げ切った。
本来は二塁手の笠井（篠ノ井）は、昨秋の地区予選・長野日大戦で終盤に打ち込まれた投手陣のテコ入れとして、その秋から投手を兼務。野球センスに優れ、エース・並木 樹に並ぶ安定感を身に着けた。過去2年続けて強豪私立に1点差で敗れている篠ノ井は、2回戦でセンバツ出場の松商学園に挑むことになる。
地域校の箕輪進修は、慢性的な部員不足に悩まされてきたが、今の3年生は11人と突出して多く、いわば「勝負の学年」だった。最終回の1点が意地の得点となったが、平成20年に現校名になって初めての夏1勝は叶わなかった。新チームは1、2年生10人での再出発となる。
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