大阪桐蔭vs豊中
大阪桐蔭、強打見せつけ圧勝!
[stadium]豊中ローズ球場[/stadium]の第2試合は、昨年覇者・大阪桐蔭が登場。
3連休のなか日、地元・豊中との対戦を見ようと満員の観客がスタンドを埋め尽くす。試合直前に降ったにわか雨が際立たせた蒸し暑さの中、試合は始まった。
1回裏、優勝候補筆頭の大阪桐蔭が早速その実力を見せつけた。
先頭・中村誠(3年)が鋭い中前安打で出塁すると、2番・峯本匠(3年)が中越二塁打を放ち、わずか二人で先制点を挙げる。さらに3番香月一也(3年)が左線二塁打で1点を加えた。
しかし2回表、守備のほころびが見える。
先発のマウンドに上がった田中誠也(2年)が先頭打者に死球を与えると、自らの失策でピンチを広げる。豊中も必死に食らいつき、一死満塁から中村友祐(3年)の犠飛で1点を返す。
2対1として迎えた2回、大阪桐蔭の攻撃で強烈な一発が飛び出す。
二死走者なしで打席は峯本。1ストライク1ボールから快音とともに放った打球は、あっという間にライトのフェンスを越えた。
その後も大阪桐蔭は攻撃の手を緩めない。
5回には6番横井佑弥(3年)からも左越えの本塁打が飛び出し5対1。詰めかけた観衆に強靭な打線を見せつけた。
さらに1点を追加され迎えた8回表、豊中も反撃に出る。
この回からマウンドに登った藤井健平(2年)が二死から連続四球を与えると、5番辻 隆広(3年)から左中間越え2点適時打が飛び出しスタンドが一気に沸いた。しかし、再びマウンドに戻った田中に後続を断たれ反撃は続かない。
8回裏、大阪桐蔭・峯本にこの日2本目の本塁打が飛び出す。ダメ押しとなる7点目を挙げた。
次者・香月の打席で雷鳴が鳴り響き、試合は一時中断。およそ1時間20分の中断の後、試合続行不可能と判断され試合は8回コールドゲームとなる。
7対3のまま、豊中の追撃は豪雨によって阻まれた。
連覇への道のりを着々と進む大阪桐蔭の次戦は22日。
[stadium]舞洲ベースボールスタジアム[/stadium]の第2試合で大冠対高槻の勝者と対戦する。どの打順でも一発が出る大阪桐蔭打線を相手投手がどこまで抑えられるかが見どころだ。
【野球部訪問:第35回 大阪桐蔭高等学校(大阪)】