試合レポート

小松島vs名西

2013.07.17

「雷雨のち晴れ」小松島が名西を下す!

 3年ぶりの初戦突破を目指す名西と、10年ぶりの甲子園出場を目指す小松島の一戦。
15日に一度プレイボールのかかったこのカードだが、1回裏に名西が1点を先制した所で雷雨に襲われ、そのままノーゲームとなり仕切り直し。再試合となったこの日は晴天に恵まれ午前中から30℃を突破、夏らしい気候の中での試合となった。

この日も先制したのは名西
初回、一死から2番の藤原崇弘(2年)が四球を選び出塁すると、続く3番笹田龍之介(3年)は高めのストレートを捉えてレフトオーバーの適時二塁打。試合開始3分で幸先良く1点を先制した。

 一方の小松島は1回裏、一死から2番湯浅将(3年)が中前安打で出塁すると、主将の3番桝田蛍(3年)が右前安打で続いて一死一・三塁。この好機に4番中川拓実(3年)が初球を打って、ライトへの犠牲フライとしすぐさま同点。続く2回にも、先頭6番佐藤友樹(3年)がセンターオーバーの二塁打等で二死三塁の好機を作ると、8番長尾豊樹(3年)の右前適時打で1点を勝ち越す。


 それでも名西は粘り強く戦った。
3回、一死から1番大崎拓巳(2年)がファースト強襲の安打で出塁すると、2番藤原、3番笹田の連続安打で続いてまず同点。さらに4番栗林久夫が意表を突くスクイズを決め、勝ち越しに成功。

 しかし、小松島もその裏、3番桝田からの三連打で1点を追加し同点に追い付き試合は振り出し。さらに5回に小松島が1点を勝ち越すと、試合の主導権は徐々に小松島へ傾く。

 その中で迎えた7回裏。小松島はこの回先頭の3番桝田が中前安打で出塁すると、ここから松高の攻撃野球が本領を発揮。7番米田諒太(3年)の左中間二塁打など3安打に、盗塁、さらに名西の1失策も絡んで一挙5得点。

 最後は二死二、三塁から代打の切り札・齊藤大治郎(3年)が、試合を決めにいった豊富尚博監督の思惑通りに右前に適時打を放ってコールド。前日の悪い流れを払拭した小松島が、粘る名西に打ち勝って二回戦へ進出した。

(文=編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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