今年の高校生外野手は井上、菊田を筆頭にスラッガー揃い!【厳選9外野手リスト】
高校生投手、高校生捕手、高校生内野手を紹介してきたドラフト特集も最終回。最後に紹介するのはスラッガーが多い高校生外野手である。
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長打に巧打、魅力的な外野手多数!
注目の外野手たち
高校生外野手で注目したいのは井上広大(履正社)と菊田 拡和(常総学院)の両スラッガーだろう。
井上広大(履正社)は今年の甲子園優勝に大きく貢献したスラッガー。甲子園では3本塁打を放ち、そのうち1本は高校生ナンバーワン右腕・奥川恭伸(星稜)から放った3ラン。187センチ94キロの恵まれた体格を生かし、高校通算49本塁打をマークした長打力は石川昂弥(東邦)とひけをとらない。また、飛びぬけた勘の良さで圧倒的なパフォーマンスを残す石川と違って、井上は思考力の高さで配球を読み、結果を残すクレバー型のスラッガーだ。
高校通算56本塁打の菊田 拡和(常総学院)はレフト方向だけではなく、右中間へ場外弾を打てる圧倒的なパワーを持ったスラッガー。菊田も配球を読むのが上手く、一打席ごとにスイング軌道を修正できる。また強肩で、外野手以外では一塁・三塁もこなせる。
2人は和製大砲が欲しい球団にとっては人気株となるだろう。
森敬斗(桐蔭学園)は遊撃手だが、ワールドカップではセンターを務めたように、適性は完全に外野手。抜群の強肩とスピードを生かす技術を身につけば、将来的には名手レベルの外野手になる可能性はある。また木製バットにも適応しており、ワールドカップでは本塁打はなかったが、上手く育てば、年間で二けた本塁打を打てる打者へ育つ可能性は秘めている。
伊藤海斗(酒田南)はエース・渡辺拓海とともに1年から山形県で騒がれた大型外野手。投手としてマウンドに登ると、左腕から140キロ前後の速球を投げ込む肩の強さも魅力だ。
甲子園で活躍を見せた強打の外野手・堀裕貴(高岡商)も強肩強打の左打ちのスラッガー。中国地方で注目されてきた強打の外野手・片山 朋哉(関西)にも注目だ。武藤敦貴(都城東)は、2年夏まで投手として活躍していたが、最終学年では左のスラッガーとして活躍。強肩を生かした外野守備も魅力だ。
また2年夏、甲子園のマウンドに上った木下元秀(敦賀気比)は最終学年で野手に専念し、本塁打も通算30本を超え、北信越屈指のスラッガーへ成長。変化球も柔軟に広角に打ち返すバットコントロールの良さも魅力だ。
香川で注目を浴びた二刀流・サンドゥ・シャーンタヒル(津田)は野手として高く評価されており、自慢の身体能力の高さを生かす技術を身につけていきたい。
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(記事=河嶋 宗一)