奈良県立登美ケ丘高等学校(奈良)
集合写真(奈良県立登美ケ丘高等学校)
自分たちは常に挑戦者
奈良県立登美ヶ丘高等学校は、奈良県奈良市二名町にある学校。部活動が盛んに行われており、野球部もその一つです。現在の野球部は3年生11人、2年生21人、1年生15人の計47人で活動しています。放課後は16時から19時半まで、校庭のグラウンドで行われます。グラウンドは外野が全て他の部活動が使っているので、平日は内野を中心とした、ノックやバント、走塁練習をメインとした練習に取り組んでいます。特に登美ヶ丘が誇る名物練習があり、サイクロンと呼ばれている、長い坂道(トータスロード)を含む校舎周りをひたすら走り続ける練習が日々の日課。そのおかげで、チーム全員が9回を戦い続けられる体力が身につきました。
登美ヶ丘をまとめる主将の名村 篤人選手にチームのウリを伺うと、「団結力があり元気がいい・積極的に次の塁を狙う機動力野球・全員が初球からコンパクトに力強いスイングができる」の3つを挙げました。そして、キーマンとなる選手については、大坂 賢登、竹中 陸、浅井 晃平、清田 響生、矢本 将太の5人を挙げ、それぞれについて「大坂と竹中は勝負強く、浅井と清田は2年生の二遊間コンビ。プレーでチームを盛り上げてくれます。矢本は球際に強く、守備で流れを変えてくれます」と紹介してくれました。また、夏に活躍が期待できる選手を伺うと、「今までで一番バットを振り込んできた上田 佳親は、チームが苦しいときや打てないときにこそ、上田はその実力を発揮してくれると期待しています」と、信頼を置いている様子でした。
新チームが始まり、例年よりはるかに多くて辛かった冬の走り込みを乗り越えた新・ 登美ヶ丘チーム。走り込みでは怪我人も出たが、みんなで乗り越えることができたことが、春の大会に強いパワーを引き出せる源となりました。春の大会では、「攻撃面では積極的にスイングすることができて、その結果多くの安打を打つことができました。守備面でも、2年生投手の飛松がよく踏ん張り、守備も少ないミスでリズムよく打ち取ることができました。しかし、相手が天理(試合レポート)となると、自分たちの野球ができず後手に回ってしましました」
そんな春の悔しい思いを糧に、夏の大会に向け、「自分たちは常に挑戦者だという気持ちを持って一戦一戦戦いたいです。投打がかみ合い、自慢の元気と勢いで押し込むことができれば、私学4強を倒せる力は十分ついている実感はあるので、悔いの残らない自分たちの野球をしていきたいです!」と決意を固めました。
悔しい気持ちを晴らさないと引退できない
名村篤人(奈良県立登美ケ丘高等学校)
ここからは登美ヶ丘の主将・名村 篤人選手に加え、3年生投手・河合 大輝選手にお話を伺いました!
Q. 引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
名村 篤人(以下「名村」):天理と対戦したいです。春季大会では9対0(試合レポート)で負けたので、この悔しい気持ちを晴らさないと引退できません。
河合 大輝(以下「河合」):僕は春の優勝校である智弁学園と対戦したいです。
Q.リベンジと挑戦ですね。大会で注目してほしいところはどこでしょう?
名村:自分が打つとチームが盛り上がるので、その盛り上がりを一緒に楽しんでもらいたいです。それから、チャンスでの勝負強いバッティングと走塁を見てください!
河合:気迫のこもったピッチングに注目です!
河合大輝(奈良県立登美ケ丘高等学校)
Q. 楽しみにしております。3年間の高校野球生活で気づいた高校野球の魅力を教えてください。
名村:自分たちの実力が相手より下でも、その相手に勝つことができる。多くの人が応援してくれるところです。
河合:全てのプレーが全力プレーであるところ。全員で一つの目標に向かって前進していくところですね。
Q. たくさんの魅力に溢れていますよね。それでは最後に、夏の大会へ向けての意気込みをお願いします!
名村:今までやってきた野球の集大成、主将として勝つことが一番大事ですが、できれば自分のバットで試合を決めて優勝したいです。
河合:自分が抑えて、チームを勝たせる投手になり、優勝する!
名村 篤人選手、河合大輝選手ありがとうございました!活躍を期待しております!
高校野球は「小さな会社」
■徳田 宏司監督に質問!
チーフマネージャー・釣よし乃(奈良県立登美ケ丘高等学校)
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきたでしょうか。
4月より就任し、「ルーズさをなくすこと・自ら進んで行うこと」、この2つをずっと話してきました。少しずつ形となり、機能してきたように思います。
Q. 最後に、夏に燃えるチームへ向けて、徳田監督からメッセージをお願いします!
一生のうち2年半、何か情熱を傾けるものがあってもいいのではないか、とやってきました。すこしずつ自覚が芽生え、成長してきたと感じています。高校野球は「小さな会社」です。ここで身につけたものを大きな会社で活かせるよう、あと一踏ん張り頑張ってもらいたいと思います。
徳田 宏司監督、そして登美ケ丘高校野球部の皆様ありがとうございました!活躍を楽しみにしております!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
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