サヨナラで春季大会優勝 長崎日大・平山監督「大差で負けていた可能性も十分にあった」 海星相手の劇的勝利に感じた選手の成長
長崎日大・平山清一郎監督
春季長崎県大会決勝で2季連続16回目の優勝を飾った長崎日大。平山清一郎監督に大会を振り返ってもらった。
決勝は海星相手に1-0の劇的なサヨナラ勝利。激戦を繰り広げた相手について「脚力もあるし、(バットを)振る力もある。はっきり言って1本出ていれば大差で負けていた可能性も十分あります」と率直に話してくれた。そんな強敵相手に、丁寧な試合な運びで勝利できたことに、平山監督は選手の成長を感じている様子だった。
特に、平山監督が成長を感じた選手の一人が、三丸 悠成選手(3年)だ。 被安打2、10奪三振とチームの勝利に大きく貢献した三丸について、平山監督は「三丸が期待に応えてくれるピッチングをしてくれたんで、それは本当に助かりました」と話した。
三丸が、春季大会を西尾 海純(3年)と並んでチームをけん引きする投手として一皮むけたのはチームに大きな収穫だっただろう。
また、攻撃面では今大会のキーマンとなった選手として加藤 太陽(3年)をあげた。
「広角にも打て、変化球にも対応できます。あんまり弱点がないのが彼の強みだと思います。また、チャンスにも強いですね。春の大会での加藤の打点率はかなり高いと思います」と平山監督の言葉から加藤への信頼感が伝わってきた。
投打で、キーマンがしっかりと活躍した長崎県大会だったといえる。
また、「エラーも少し出ましたけれども、ある程度守れるようになったのかなと思います」と冬場に鍛えた守備力が、春にレベルアップしたことを実感している様子だった。
20日から佐賀県で九州大会が開催される。大会に向け平山監督は「九州大会では1試合でも多く公式戦を経験できるように頑張りたいと思います。」と語る。
九州大会で長崎日大がどのような活躍をするのか期待したい。
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