News

戦力外・トレード・現役ドラフト…「ソフトバンクを去った男たち」が早くも新天地で躍動中!

2024.04.09


ソフトバンク時代の高橋 礼、甲斐野 央

元ソフトバンク戦士が、新天地で輝きを放っている。昨年まではソフトバンクでプレーしながら、戦力外通告、現役ドラフト、トレードなどで、今季から新たな他球団へ移籍した選手は多かった。その中でさらに活躍してほしいと願っている選手がいる。

現役ドラフトで日本ハムへ移籍した水谷 瞬外野手(石見智翠館出身)は、まるで9日のソフトバンク戦に合わせるかのように1軍登録された。7日までの2軍では13試合に出場し、49打数14安打、打率.286とまずまずの成績を残しているが、魅力なのはその長打力。すでに4本のアーチを放っている。

ソフトバンクでは「原石」と呼ばれていたが、特に逆方向の右翼方向へ大きな当たりが打てる。今のチームで言えば、万波 中正外野手(横浜高出身)とよく似た感じで、ナイジェリア人の父とのハーフということもあってか、パンチ力は抜群。古巣相手に、古巣時代にできなかった1軍デビューを華々しく飾ってほしい。

ここまで、元ソフトバンク戦士の活躍は目覚ましい。戦力外を受けながら中日に移籍した上林 誠知外野手(仙台育英出身)は、キャンプからの度重なる故障も克服した。31日のヤクルト戦をはじめ、7日まで6試合にスタメン起用され、19打数6安打、打率.316を残している。走攻守そろった外野手として、好スタートを切った。

ソフトバンクへFA移籍した山川 穂高内野手(中部商出身)の人的補償として、西武に移籍した甲斐野 央投手(東洋大姫路出身)は、開幕戦をはじめ、7日までの5試合すべてで8回の1イニングを任された。そのなかで失点は許さず、セットアッパーとして4ホールドをマーク。ソフトバンクのルーキーイヤーに見せた、あの燃えるような投球が復活している。

巨人にトレードで移籍した高橋 礼投手(専大松戸出身)は、7日のDeNA戦で、先発6回無失点の好投で移籍後初勝利をマークした。高橋とともにトレード移籍した泉 圭輔投手(金沢西出身)が1軍昇格してきた日を祝うような投球でもあった。

巨大戦力とまで言われたソフトバンク。いろんな事情からチームを去っていった選手もいたが、どんなところに移籍しても十分に活躍できるほど、そのポテンシャルはやはり高い。まだ新天地で活躍できていない選手も、これから台頭してくるに違いない。

<関連記事>
【一覧】昨季ソフトバンクから移籍した選手(支配下のみ)
【一覧】2023年 プロ野球 引退・退団・戦力外・トレード・移籍選手リスト
【セ・リーグ 移籍加入選手一覧】全員が一軍キャンプ入り! 自由契約・中田翔、戦力外・上林、人的補償・日高、現役ドラフト・漆原らに注目が集まる
【パ・リーグ 移籍加入選手一覧】山川・山﨑・西川のFAトリオ、電撃移籍の吉田輝星、甲斐野ら一軍キャンプスタート!
中日・上林が二軍マルチ安打で「天才打者」復活への狼煙! 打率4割を超える

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.20

【秋田】横手清陵と本荘が8強入り、夏のシード獲得<春季大会>

2024.05.21

いまも3人が現役で奮闘中! 200勝達成したダルビッシュの同期生

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?