11年連続ドラフト指名の徳島インディゴソックスに今年の目玉へ!154キロ右腕・白川恵翔が6球団スカウトの前で開幕戦で見せた!
白川 恵翔(徳島インディゴソックス)
四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスが高知ファイティングドッグスとの開幕戦を4ー0と快勝。11年連続ドラフト指名を継続中の「育成最強球団」が幸先の良いスタートを切った。
早くもドラフト指名へアピールしたのは、開幕投手を任された白川 恵翔投手(池田)だった。徳島一筋5年目を迎えるエース右腕は、最速154キロのストレートと奪三振能力の高さが武器。先発としてチームを支えてきた投手陣の柱だ。
持ち味の力強いストレートはスカウトのスピードガンで最速151キロを計測。尻上がりに力強さが増し、5回を投げ6奪三振を奪う好投で勝ち投手となった。
それ以上に光ったのは、白川投手自身が「今までよりも意識して練習してきた」と語る制球力だ。
「今日の投球は四球を出さなかったことが大きかった。今シーズンに向け、下半身の強化を行ったことで土台が安定したことが好投につながった」
制球力の向上に努めたことが功を奏し、開幕戦のマウンドでも昨シーズン以上の安定感が見られた。南 啓介球団社長も、「スカウトも白川の成長を感じている。NPBに行かないといけない」と説明。6球団のスカウトが集結した前で早くも印象に残る活躍を見せていた。
また打線も2回に4番の佐藤 ムーディー 快内野手(George Washington High School ~California State University Northridge Ottawa Titans)が一発を放ち先制点をあげる。その後も「点の取り方がよかった」と、岡本 哲司監督が口にしたように連打でランナーを溜め、犠牲フライや相手のミスを誘う形で得点を重ねた。最終的には4ー0で完封勝ち。今シーズン初戦は、投打が噛み合った好ゲームとなった。
昨秋ドラフトで起こった6人同時指名の興奮から約半年。独立日本一奪還を目指した戦いは始まったばかりだ。「未知への挑戦」をスローガンに、12年連続ドラフト指名、独立リーグ史上初のドラフト1位誕生を見据える徳島の躍進に今後も注目だ。
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