試合レポート

連覇目指す山梨学院が快勝して2年連続8強入り、創志学園・門馬監督の采配実らず

2024.03.26


津島悠翔、櫻田隆誠(山梨学院)

<第96回選抜高校野球大会:山梨学院4-0創志学園>◇26日◇2回戦◇甲子園

センバツ連覇を狙う山梨学院(山梨)が、創志学園(岡山)に快勝し、2年連続のベスト8入りを決めた。

2回に1点を奪うと、3回には3本の長短打で3得点して突き放した。

先発の津島 悠翔投手(2年)は、7回途中3安打無失点に抑える好投で勝利に貢献。2番手の櫻田 隆誠投手(3年)も3安打無失点に抑えて「完封リレー」を完成させた。

津島は「ストライク先行で勝負ができた。創志学園は左打者が多かったが、とにかくボール先行にならないことを意識した」と声を弾ませた。横山 悠捕手(2年)も、「立ち上がり、フォームが乱れていたので、それを修正できた」と津島をうまくリードした。

創志学園は昨年秋に公式戦登板のない左腕の明星 大翔投手(2年)を先発に送ったが、3回途中4失点で降板。東海大相模(神奈川)で4度の甲子園V経験を持つ門馬 敬治監督の采配も実らなかった。門馬監督は「したいことが全くできなかった。山梨学院の津島くんの攻めが上手かった。特に初球の取り方がよかったです」と相手2年生先発に脱帽していた。

山梨学院の吉田 洸二監督と門馬監督の「同い年対決」では、吉田監督に軍配が上がった形となった。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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