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柳裕也(中日)が初の大役! 12球団唯一「5年連続開幕投手」がいない竜の絶対的存在へ!

2024.03.25


横浜高時代の柳 裕也

2024年のプロ野球も開幕まであと僅かと迫り、多くの球団で開幕投手が公表されている。

就任3年目のシーズンを迎える中日の立浪和義監督は、柳 裕也投手(横浜高出身)を開幕投手に指名した。柳は昨シーズン、4勝11敗と大きく負け越したものの、防御率2.44はチームトップでリーグ6位。投球回数158.1回はチーム2位と結果を残していた。オープン戦でも4試合の登板で17回を投げ、防御率1.59と仕上がりも順調そうだ。

柳が開幕投手を務めるのは意外にも初めてのこと。柳の1年目に当たる2017年から昨年までの7年は大野 雄大投手(京都外大西出身)、小笠原 慎之介投手(東海大相模出身)、笠原祥太郎、福谷 浩司投手(愛知・横須賀出身)と、4人が開幕戦を任されていた。裏を返すと絶対的エースの存在がなかったということでもある。

中日の歴代開幕投手の連続記録は川上憲伸、今中慎二、小川健太郎の4年連続となっている。杉下茂、星野仙一、小松辰雄、山本昌といった球団を代表する投手たちは4年連続ですら務めたことがなかった。

5年以上連続で同一の投手が開幕投手を務めたことがないのは、12球団ではなんと中日だけ。絶対的なエースの存在はあっても、故障で開幕に間に合わないなど、様々な理由があるにせよ、珍しい。ちなみに比較的歴史の浅い楽天でも岩隈久志が5年連続で開幕投手を任されていた。

果たして今年の開幕投手・柳は、中日の連続シーズン開幕投手記録を更新することができるだろうか。

<中日の過去10年の開幕投手>
※2024年は予定

2014年:川上憲伸
2015年:山井大介
2016年:大野 雄大京都外大西出身)
2017年:大野 雄大
2018年:小笠原 慎之介東海大相模出身)
2019年:笠原祥太郎
2020年:大野 雄大
2021年:福谷 浩司(愛知・横須賀出身)
2022年:大野 雄大
2023年:小笠原 慎之介
2024年:柳 裕也横浜高出身)

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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