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【準硬式関東大会注目選手一覧】日の丸を背負った野球エリートや甲子園球児、医学との文武両道選手など、多士済々!<田中裕毅の”準硬ドットコム”第10回>

2024.03.06


左から下平秀也、橋本剛石、功刀史也

最速148キロの剛腕、馬術部経験者も注目

トーナメント右上の組み合わせ

右上の日本大と創価大のブロックは、激戦区とあって実力者も揃う。
日本大は走攻守のバランスが整っており、好調を維持している谷口健斗がチームに勢いをもたらすか。もう1つのシード校・創価大も、1年生から主力選手としてチームを支える崎坂俊介が中心として上位進出を目指す。

その創価大と対戦する可能性がある法政大は左のエース・古川端 晴輝。明治大は近藤吏矩と、どちらもチームの顔と言っても過言ではない中心選手。勝利に導くような投球を1試合でも多く見せることができるか。

橋本剛石

さらに今大会のなかでも上位に入る最速148キロの筑波大・橋本剛石も見逃せない。普段は東都2部にいるが、その実力は世代トップクラス。打っても、秋のリーグで最多安打をマークするなど、高い実力を持つ。投打で大暴れすれば、上位進出も期待できる。

また、横浜国立大の花井啓人も注目。飯田時代は控えだったものの、準硬式に転向して10キロのスピードアップに成功。最速138キロまで到達した急成長株。今大会でさらなる成長のきっかけをつかむことができるか。

トーナメント右下の組み合わせ

最後に右下の神奈川大と高崎健康福祉大だが、神奈川大は三拍子そろった澤田捷輝。高崎健康福祉大は樽見翔央、山浦浩樹、加藤光明の3人が軸になって上位進出を狙う。

今大会の最注目カードである慶應義塾大と専修大の一戦だが、慶應義塾大は広角な打撃が持ち味の渡邉旭。対する専修大は秋のリーグベストナインで、現チームの主将となった堀越光の活躍が注目される。どちらがよりチームの勝利に貢献するか。

他にも佐久長聖時代に甲子園を経験した日本大学医学部・甲田尚大。倉吉東時代、鳥取の独自大会で優勝。優勝投手になった後、獣医師の夢のために1年間の浪人生活を経て麻布大に進学した桑本達。そして高校時代は馬術部にいたものの、大学では準硬式の世界に飛び込んだ城西大主将・喜田風雅にも注目したい。

高校時代に輝かしい実績を残した選手、世代屈指のポテンシャルを持つ実力者。さらには文武両道を貫く選手など、あらゆる選手が出場する関東大会。3月11日から熱戦の火ぶたが切って落とされる。

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この記事の執筆者: 田中 裕毅

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