Column

【センバツドラフト候補・スーパー1年生編】大阪桐蔭が誇る怪物右腕、宮城大弥を彷彿とさせる健大高崎の超実戦派左腕、星稜のクレバー型捕手と超名門に逸材が集結!

2024.02.25


森陽樹(大阪桐蔭)、佐藤龍月(健大高崎)、能美 誠也(星稜)

第96回選抜高等学校野球大会には多くの「スーパー1年生」が登場する。
昨年の高校No.1左腕・ソフトバンク1位の前田 悠伍投手(大阪桐蔭)は22年の選抜にスーパー1年生として甲子園デビュー。13回を投げ、22奪三振、防御率0.00の快投を見せ、観衆を沸かせた。今年も話題の中心になりそうな選手を紹介しよう。

期待の「1年生投手8人衆」

まず球速表示で甲子園を沸かせる剛腕といえば、森 陽樹投手(大阪桐蔭)だ。聖心ウルスラ聡明中時代から、軟式ながら最速143キロの速球を投げ込む投手として注目され、多くの強豪校から注目される中、大阪桐蔭に入学。昨年6月のナゴヤドームで行われた栄徳との練習試合では最速146キロをマークするデビューを飾り、着々と階段を登ってきた。秋季大会では12回を投げ、19奪三振の快投。ダイナミックなフォームから繰り出すストレートは最速151キロまで伸び、伸びがあり、空振りを奪える。打球速度が減速する新基準バットになったことで、さらに無双するのではないか。

森 陽樹(大阪桐蔭)

大阪桐蔭では森とともに注目したいのが中野 大虎投手。根尾 昂投手を思い出させるフォームから140キロ中盤、スライダーを器用に投げ分ける。実戦力の高さでは中野が上回り、センバツでも好投が期待される。

中野 大虎(大阪桐蔭)

次のページ:宮城 大弥を彷彿とさせる健大高崎左腕など注目投手を紹介

固定ページ: 1 2 3

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?