News

根尾&吉田輝星、対外試合登板で明暗くっきり! ”今年が勝負”甲子園同級生ヒーローの現在地

2024.02.18


根尾 昴・吉田 輝星

2018年ドラフト1位投手2人が17日、今春キャンプ初の対外試合に登板し、明暗を分けた。

中日1位の根尾 昂投手(大阪桐蔭出身)は、DeNAとの練習試合で先発し、3回を無安打無失点に抑えた。三振は1個だけの打たせて取る投球で、走者を1人も出さない、パーフェクト投球。3回を投げて29球と、先発投手としては「満点」の内容だった。

投手専念2年目。4球団が競合する鳴り物入りで入団も打者として芽が出ず、今季は開幕ローテーション入りをかけてキャンプで汗を流している。ここまで打撃投手で調整した後、シート打撃で登板した時は、打者7人で1安打に抑えていた。スライダーを封印しての投球内容に。満足げに振り返っていた。

この日の練習試合では、今中臨時投手コーチから教わったというカーブも披露。投球の幅も広げて開幕ローテ入りへのアピールに成功した。

根尾が大阪桐蔭メンバーとして春夏連覇を成し遂げた夏の甲子園決勝で戦ったのは、金足農(秋田)の吉田 輝星投手だった。吉田は日本ハム1位で入団するも、こちらもなかなか芽が出ず、トレードでオリックスへ移籍し、今季の活躍を目指している。

その吉田も17日の練習試合(対日本新薬)で4番手として6回から登板。しかし2回を投げて2点を失った。

1イニング目は3人で仕留めるも、2イニング目で無死二塁から2ランを浴びた。カウント0-2と追い込むも、2-2からの内角直球を左翼芝生席へ運ばれた。やや高めだったとはいえ、勝負にいった内角球をジャストミートされた。全体的に球も高く、「即合格点」とはいかない内容だった。

根尾と吉田。2018年夏の甲子園を沸かせた2人が、苦しみながらプロ6年目を迎えて必死に生き残りをかけている。根尾はこのまま順当に開幕ローテーション入りを果たすことができるのか。一方、吉田は巻き返しを図り、リーグ4連覇を狙うチームの開幕1軍入りを果たすことができるのか。2人の次回登板に注目したい。

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.14

【春季東京都大会総括】日大三、二松学舎大附など強豪校がノーシードの波乱! 新基準バットでも9本塁打の帝京が驚異の打力で王者に

2024.05.14

【2024夏全国ノーシード校一覧】二松学舎大附、履正社、智辯学園、沖縄尚学などビッグネームがノーシードで夏に挑む

2024.05.14

広島「今季新戦力の現状通信簿」、新外国人の復活はなるか!?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.09

プロスカウトは190センチ超の大型投手、遊撃手、150キロ超右腕に熱視線!この春、浮上した逸材は?【ドラフト候補リスト・春季大会最新版】

2024.05.09

【熊本】九州学院は城北と文徳の勝者と対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?