News

’24年「ソフトバンクを出た8人の男たち」最新状況! 春季キャンプで株をあげる現役ドラフト外野手、戦力外右腕…

2024.02.07


ソフトバンク時代の高橋 礼、甲斐野 央

「巨大戦力」と呼ばれ、選手層が厚いソフトバンクから移籍した選手たちが、今キャンプで輝きを放っている。

現役ドラフトで日本ハムに移籍した水谷 瞬外野手(石見智翠館出身)が、紅白戦で一発を放つなど猛アピール。右打者ながら右中間への本塁打を放つなど、素質の高さを見せつけた。ナイジェリア人の父を持つ、ポテンシャルの高い外野手の姿が、新庄監督の目に焼き付いたに違いない。

昨年、現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した大竹 耕太郎投手(済々黌出身)が大ブレークしたように、2年連続でソフトバンクから現役ドラフトで移籍した選手の活躍となるか。

戦力外となった2人の投手も新天地で猛アピールしている。抑えを務めていた森 唯斗投手(海部高出身)がDeNAキャンプで直球のキレをアピールすれば、ヤクルトに移籍した左サイドのスペシャリスト、嘉弥真 新也投手(八重山農林出身)が、自慢のスライダーに磨きをかけ、首脳陣からも高評価を得ている。

トレードで巨人入りした高橋 礼投手(専大松戸出身)は、サブマリンからの落ちる球種に着手。シンカーのように落ちるチェンジアップの習得に余念がない。元西武の潮崎哲也や、元ヤクルトの高津臣吾が駆使したシンカーのように、洗練された変化球にできるか。

6日には西武もキャンプインした。FAでソフトバンクに移籍した山川 穂高内野手(中部商)の人的補償で移籍した甲斐野 央投手(東洋大姫路出身)が、新天地でのキャンプをスタート。初日からブルペン投球を行った。燃える気持ちは誰よりも強いだけに、充実したキャンプを送りアピールすることで、レオのブルペン陣の柱となることを目指す。

過去にも、「元ソフトバンク」選手の活躍はあった。FAでソフトバンクに移籍した近藤 健介外野手(横浜高出身)の人的補償で、23年から日本ハムに移籍した田中 正義投手(創価高出身)は、守護神となり47試合登板、25セーブをマークする活躍を見せた。20年に戦力外となった加治屋 蓮投手(宮崎・福島高出身)が阪神に移籍し、今やブルペン陣の貴重な戦力となっている。

今季から新天地へと活躍の場を移した「元ソフトバンク戦士」が、これまで以上に輝きを放つため、今キャンプで「全力完走」を目指す。

<今季ソフトバンクから移籍した選手(支配下のみ)>
DeNA・森 唯斗投手(海部高出身)=戦力外
巨人・高橋 礼投手(専大松戸出身)=ウォーカーとの交換トレード
巨人・泉 圭輔投手(金沢西出身)=ウォーカーとの交換トレード
ヤクルト・増田 珠内野手(横浜高出身)=戦力外
ヤクルト・嘉弥真 新也投手(八重山農林出身)=戦力外
中日・上林 誠知外野手(仙台育英出身)=戦力外
西武・甲斐野 央投手(東洋大姫路出身)=山川穂高のFA人的補償
日本ハム・水谷 瞬外野手(石見智翠館出身)=現役ドラフト

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ優勝の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.19

【宮崎】日章学園、富島、小林西などが初戦を突破<県選手権大会地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?