坂本勇人(巨人)、なるか「立浪越え」! 450二塁打にあと5本【プロ野球大記録に挑む選手たち⑦】
坂本勇人
野球の世界では、海の向こう、メジャーで日本人選手の活躍が期待される24年シーズンだが、日本でプレーする選手にだって注目の話題はある。2024年のシーズンで、さまざまな通算記録がかかるベテラン選手に注目してみた。
巨人の坂本 勇人内野手(光星学院出身)は、今季450二塁打と300号本塁打の達成が予想されている。23年シーズン終了時点で、二塁打は445本、本塁打は288本となっている。450二塁打まであと5本、300号まではあと12本。今季中の「ダブル達成」は十分可能だ。
450二塁打の達成は、かなり価値が高い。実はこの記録をこれまで達成したプロ野球選手は、現在、中日の指揮を執る立浪和義監督1人しかいない。二塁打の通算記録ランキングトップ10は以下の通り。
1位 立浪和義 487(8716打数)
2位 福本豊 449(8745打数)
3位 山内一弘 448(7702打数)
4位 坂本 勇人 445(7983打数)
5位 金本知憲 440(8915打数)
6位 稲葉篤紀 429(7578打数)
7位 王貞治 422(9250打数)
8位 張本勲 420(9666打数)
9位 長嶋茂雄 418(8094打数)
10位 松井稼頭央 411(7190打数)
現役選手は坂本ただ1人。それも並みいるレジェンドを抜き去って4位にランキングされている。450二塁打を達成すれば、歴代2位に躍り出るが、1位の記録を打ち破ることも夢ではない。
坂本は2006年高校ドラフト1巡目で巨人に入団。2年目の2008年に初二塁打を放って以来、16年間、毎シーズンで2ケタ二塁打をマークしてきた。キャリアハイは2010年と2012年の35本。昨年も29本をマークしている。
2022年は度重なる故障もあり不満足なシーズンを送ったが、昨シーズンは復活を遂げることに成功している。40歳のシーズンまで現役を続けるとすれば、あと5シーズン。あと42本となっている立浪の記録の更新も十分可能だろう。
すでに様々な記録を達成している坂本に、またひとつ大きな勲章が加わりそうだ。