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「辰年」生まれの年男、5億円超えは36歳が2人、24歳が1人

2024.01.01


左から柳田悠岐、村上宗隆、坂本勇人

2024年は「辰年」。プロ野球の世界で、36歳の年男を迎える選手は、チームの中心を担っていることが多い。ベテランの域に入り、これまで積み上げてきたものの上に、今後の活躍を狙う。

36歳の年男で24年の契約を更改している選手は以下の通り。(金額はすべて推定)

巨人・坂本 勇人内野手(光星学院出身)6億円(現状維持)
ソフトバンク・柳田 悠岐外野手(広島商出身)5億7000万円(▼5000)
中日・大野 雄大投手(京都外大西出身)3億円(現状維持)
西武・増田 達至投手(柳学園出身)2億4000万円(▼6000)
巨人・梶谷 隆幸外野手(開星出身)2億円(現状維持)
DeNA・宮﨑 敏郎内野手(厳木高出身)2億円(現状維持)
ロッテ・澤村 拓一投手(佐野日大出身)2億円(現状維持)
広島・秋山 翔吾外野手(横浜創学館出身)1億5000万円(現状維持)
ヤクルト・石山 泰稚投手(金足農出身)1億5000万円(現状維持)
広島・會澤 翼捕手(水戸短大付出身)1億1000万円(▼3000)
オリックス・T-岡田(履正社出身)3600万円(▼3600)
ロッテ・石川 歩投手(富山・滑川高出身)1億1000万円(▼4000)※育成
オリックス・安達 了一内野手(榛名高出身)5500万円(▼1500)※コーチ兼任

巨人・坂本、ソフトバンク・柳田が抜けた存在となっている。ともにチームの中心として来季のチームV奪回のキーマンにもなりそうだ。

総じてみると、年俸がアップしている選手はゼロで、複数年契約を結んでいる選手も多く、現状維持が多い。ロッテ・石川はケガからの復帰を目指して育成から再スタートを切ることになった。

その他、楽天・田中 将大投手(駒大苫小牧出身)は交渉中だが、大幅な減俸が予想される。メジャー時代も含めて積み上げてきたものが大きいだけに、それに見合う成績でなければ仕方ないというのがプロ野球。田中の奮起にも期待したい。

ロッテ・福田 秀平外野手(多摩大聖ヶ丘出身)は23年オフに戦力外通告を受け、ウエスタン・リーグ参加の承認を得ているハヤテ223への入団が決まった。さらなる挑戦に期待したい。

2000年生まれの24歳を迎える年男では、ヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)が6億円(現状維持)と抜けた存在で、巨人・戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ出身)が9000万円アップの1億8000万円と「1億円プレーヤー」の仲間入り。23年に大ブレークした日本ハム・万波 中正外野手(横浜高出身)は6000万円アップの8000万円と、1億円に手の届くところまできた。

どちらの年代も、「辰年」の「年男」となる節目を機に、「竜」のごとく、成績アップを狙う。

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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