大学準硬式の雄・道崎亮太が独立リーグ・富山入団へ! 夢のNPB選手へ一歩近づく
21日、独立リーグ「⽇本海リーグ」がドラフト会議行い、富山サンダーバーズが大学準硬式の道崎亮太(東邦―中京大)を指名した。
富山は、今年のNPBドラフトでロッテから2位指名を受けた大谷輝龍投手(小松大谷出身)らを輩出している注目の球団。そこに大学準硬式を代表する投手が入ることになったのだ。
道崎は、最速147キロを計測するストレートと、鋭く落ちるスプリットを武器に、大学準硬式では圧倒な投球を披露。先日開催された、大学準硬式初の甲子園大会でも、出場選手で最速となる146キロを計測していた。
道崎は能力だけでなく、志も高い選手だ。つねに卒業後を意識して練習に取り組み、硬式球の練習も欠かさなかった。甲子園大会期間中も体調に対して人一倍気を遣っていた。
「コロナは落ち着きましたけど、基本はマスクをしています。日頃から怪我はしない、体調は崩さない、ってことはいつも考えています」(道崎)
大学準硬式からは今ドラフトで高島泰都投手(滝川西-明治大-王子)がオリックスに5位指名されている。道崎は同じ大学準硬式出身の偉大な先輩に一歩近づいた。決して簡単な道のりではないが、妥協を許さない道崎の志の高さには、将来を期待せずにはいられない。富山を賑わせ、NPB入りへの道を切り拓いてもらいたい。
文・田中裕毅(大学準硬式評論家)