News

白山が2018年夏に見せた『下剋上』ぶり示す怒涛の勝ち上がり

2023.12.18


当時の写真

野球ファンを中心に、人気の作品として注目されているTBS系列(日曜・夜9時)ドラマ『下剋上球児』が、17日に最終回を迎えた。このドラマは2018年夏の白山高校(三重)の快進撃をモデルにしているが、実際に白山が当時みせた戦いぶりを振り返りたい。

白山は三重大会1回戦から登場すると、初戦・四日市南、2回戦・上野相手にはともに7回コールド勝ち。勢いこそ乗ったが、本当に凄かったのは3回戦からだった。

当時2年生だった岡林 勇希外野手(現中日)を擁した菰野と3回戦で対戦して、4対3で勝利。7回終わって0対1のビハインドだったが、終盤で追いついて、最終回には遂に逆転して8強入りを果たした。

続く準々決勝・にも4対3、そして三重の強豪・海星との準決勝は6対5で勝利。1点差勝負を制して決勝に勝ち上がると、松阪商との一戦では5回までで8対0と主導権を握り、悲願の甲子園出場を決めていた。

夏の甲子園では愛工大名電に0対10で敗れたが、18年の夏を大きく沸かせたことは間違いない。現在のチームは秋の県大会で2回戦敗退に終わったが、また三重の高校野球を沸かす戦いぶりが見られることを心待ちにしたい。

【2018年・白山の夏の大会戦績】
<夏の甲子園>
1回戦:愛工大名電 0-10

<三重大会>
決勝:松阪商 8-2
準決勝:海星 6-5
準々決勝: 4-3
3回戦:菰野 4-3
2回戦:上野 11-3(7回コールド)
1回戦:四日市南 10-3(7回コールド)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.05.14

【春季東京都大会総括】日大三、二松学舎大附など強豪校がノーシードの波乱! 新基準バットでも9本塁打の帝京が驚異の打力で王者に

2024.05.14

【2024夏全国ノーシード校一覧】二松学舎大附、履正社、智辯学園、沖縄尚学などビッグネームがノーシードで夏に挑む

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.09

プロスカウトは190センチ超の大型投手、遊撃手、150キロ超右腕に熱視線!この春、浮上した逸材は?【ドラフト候補リスト・春季大会最新版】

2024.05.09

【熊本】九州学院は城北と文徳の勝者と対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?