無念の雨天中止から1年…「大学準硬式の甲子園」に2年連続で挑む逸材たち
11月14日、「全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会」が甲子園で開催される。大学準硬式による全国大会で、東西に分かれた選抜チームが1試合だけの特別な一戦に臨む。
今大会の開催には、特別な思いが込められている。昨年、初開催となるはずだった本大会だったが、雨天中止で開催することが叶わなかったのだ。当日、選手はもちろん、大会関係者全員がグラウンドに駆け付け、必死に準備を進めていたが、無情のアナウンスが流れる。
——御覧のような天候でございますので、全日本大学準硬式野球、東日本選抜チーム対西日本選抜チームの試合は、中止となりました——
その瞬間、涙を流す学生の姿があった。
この悔しさを知っている選手たちがいる。
中島健輔外野手(日本大=4年)、森田勇太内野手(甲南大=4年)の両チームの主将、最速147キロ右腕・道﨑亮太投手(中京大=4年)、同じく最速147キロを計測する剛腕・池端航洋投手(関西学院大=4年)などだ。
彼らが中心となって今年の大会を盛り上げてくれるだろう。
現状、11月14日の甲子園の天気予報は「晴れ」。今大会こそ歴史的な瞬間は訪れるのか。選手たちの活躍を楽しみにしたい。
<前回大会にも出場予定だった選手たち>
【投手】
・道﨑亮太(ミチザキリョウタ):東邦-中京大・4年176cm/83kg
・日比谷元樹(ヒビヤゲンキ):慶應義塾-慶應義塾大・4年180cm/79kg
・石井竜弥(イシイタツヤ):浦和学院-中央大4年170cm/66kg
・山崎陽平(ヤマザキヨウヘイ):横浜隼人-帝京大・4年175cm/80kg
・藤中壮太(フジナカソウタ):鳴門-法政大・3年170cm/72kg
・池端航洋(いけばたこうよう):土佐-関西学院大・4年177cm/78kg
・水渉夢(みずあゆむ):中京-関西学院大・4年172cm/62kg
【捕手】
・澤野智哉(サワノトモヤ):国士舘-法政大・4年170cm/70kg
・東海新(アズマカイシン):平塚学園-東海大・4年178cm/75kg
【内野手】
・吉野剛史(ヨシノコウジ):蕨-立教大・4年168cm/63kg
・森田勇太(もりたゆうた):市立尼崎-甲南大・4年176cm/74kg
【外野手】
・中島健輔(ナカジマケンスケ):日大鶴ヶ丘-日本大・4年174cm/77 kg
・中村哉太(ナカムラカナタ):専大松戸-専修大・3年177cm/73kg
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