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ヤクルトはドラフト指名の4人が甲子園球児! 現中日主砲に敗れた2人はプロでのリベンジなるか?

2023.11.06


10月26日にドラフト会議が行われ支配下72人、育成50人の合計122人が指名された。その経歴は様々だが、その全員が高校野球を経験している。高校野球の集大成ともいえる甲子園に出場経験のある選手は、どれだけいるのだろうか。球団ごとに確認していきたい。
今年のドラフト会議でヤクルトは支配下で5人、育成で2人の合計7人を指名した。初回の入札で武内 夏暉投手(八幡南出身/西武1位)の抽選を外したものの、2回目の入札は単独となる西舘 昂汰投手(筑陽学園出身)の交渉権を獲得した。
その西舘は筑陽学園(福岡)時代に、進藤 勇也捕手(日本ハム2位)とバッテリーを組み、3年春夏と2度甲子園に出場している。春夏合わせて3試合(18.1回)を投げ、防御率4.42の成績だった。春の甲子園準々決勝では、石川 昂弥投手(現中日)を擁する東邦(愛知)に対し中継ぎ登板して3.2回を投げ3失点だった。

ドラフト2位で大卒社会人出身の即戦力候補でもある松本 健吾投手(東海大菅生出身)は、3年夏に甲子園へと出場した。4試合中3試合に登板。優勝した花咲徳栄(埼玉)との対戦となった準決勝では、6回4失点の内容で1学年下の野村 佑希内野手(現・日本ハム)に対しては2打数1安打1死球だった。
大卒左腕のドラフト3位・石原 勇輝投手(広陵出身)は名門・広陵(広島)で3年春の甲子園に出場している。初戦では登板がなかったものの、2回戦の東邦戦で中継ぎ登板。4回3失点の内容だった。ドラフト1位の西舘と石原は、ともに優勝した東邦に敗れたことになる。

支配下で唯一となる高卒での指名となった鈴木 叶捕手(常葉大菊川)は、今年の春の甲子園に「4番・捕手」として出場した。初戦で敗れたものの、4打数1安打の結果を残した。
ドラフト5位の伊藤 琉偉内野手(東農大二出身)、育成ドラフトで指名した高橋 翔聖投手(鶯歌工商=台湾)と高野 颯太内野手(三刀屋)は甲子園に出場していない。

<ヤクルトの指名選手>
※◎は甲子園で自身が出場経験あり
1位:西舘 昂汰筑陽学園→専修大)◎
2位:松本 健吾東海大菅生→亜細亜大→トヨタ自動車)◎
3位:石原 勇輝広陵→明治大)◎
4位:鈴木 叶常葉大菊川)◎
5位:伊藤 琉偉(東農大二→東京農業大中退→BC新潟)
育成1位:高橋 翔聖(鶯歌工商=台湾)
育成2位:高野 颯太三刀屋

この記事の執筆者: 勝田 聡

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